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無一文の億万長者
 
 

無一文の億万長者 [単行本]

コナー・オクレリー , 山形 浩生 , 守岡 桜
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

有名免税店DFSの創始者は、世界有数の大富豪なのに、飛行機はいつもエコノミークラス、食事もハンバーガーという変わり者。いつしか、財産のほとんどを寄付して、慈善事業に精を出し始めるように。彼を突き動かすのは、いったい何なのか? 慈善、ビジネス、財産、成功、人生にまつわる、さまざまなことを考えさせる一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

世界一の免税店DFSの創業者チャック・フィーニー。1988年、雑誌『フォーブス』はかれを米国有数の大富豪と報じたが、じつはそのとき、ほとんど無一文だった!だれにも知られないようにすべての財産を寄付し、絶対匿名を条件に超効率的な慈善事業を繰り広げる。その背景にはなにがあるのか?仕事と慈善について考えずにはいられなくなる痛快な一代記。

登録情報

  • 単行本: 419ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2009/2/14)
  • ISBN-10: 4478005613
  • ISBN-13: 978-4478005613
  • 発売日: 2009/2/14
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 213,908位 (本のベストセラーを見る)
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By picander トップ500レビュアー
形式:単行本
フィーにーはビジネスの才覚に溢れているし、ユニークなお金の哲学には唸らされる。
読者がフィーニーの風変わりな生きかたにカリスマ性を感じるのは間違いないだろうが、
その勢いで「フィーニーのように大金持ちは社会に寄付せよ」とか「日本のお金持ちはスケールが小さい」と批判してもあまり意味はない。

まず、フィーニーのお金の使い方は、彼の特異な性格が生んだものだし、そこに至る過程について本書にはっきりした説明はない。おそらく言葉にはできない。
寄付文化は日本と欧米では大きく異なり、大金持ちの数も全く違うし、税率も寄付控除のルールも違う。
日本では希少な大金持ちに寄付を強いても仕方ないし、年収1億なら1億なりの、500万なら500万なりのお金の使い方があるはずだ。
大金持ちに全ての責任を負わせる、無責任な議論は避けなければならない。

本書に繰り返し登場するように、フィーニーがDFSで成功したのは、バブル期の日本人がブランド品を買い漁り、そのトレンドを彼が上手くつかまえたからである。
当時、お金持ちではない「普通の日本人」が高級ブランド目当てにDFSに押し寄せた。
日本のバブルがはじけると、フィーニーは好機を逃さず会社を売却し、成功に最も貢献した日本に対して、売却益を寄付することはなかった。
つまり彼はバブルに浮かれる日本人のお金を集めて、母校やアイルランドに寄付したということだ。

いま「大金持ちはもっと寄付せよ」「金持ちや大企業から税金をもっと取れ」と、日本で叫んでいるのは、かつてバブル期にDFSでブランド品を買い漁った「普通の日本人」である。
お金の稼ぎかたは運と才覚、お金の使いかたは性格と品格だ。
フィーニーの生きかたに惹かれつつも、バブル期にお金の使い方を見失った私たちが彼を生んだのだと考えると複雑な気分になるし、彼によって日本のバブルも一部は救われた気がする。
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46 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By T-FF
形式:単行本|Amazonが確認した購入
タイトルがイマイチで申し訳ない.本書は読んでいないのだが,訳者の山形浩生さんのサイトにある原書("The Billionaire Who Wasn't")の書評を読んで,読まずにいられなくなって,原書の方を読んだ.訳されてるんだったら,そう書いていただければ,本書が出るのを待ったのに… 私は,他人の人生からは何も学べない,よって伝記や自伝なんてものは,自分には何の役にも立たないと考えている人間だが,これだけ考えや立場の違う人を目の当たりにすると,読んでみたくなった.

本書をはじめて知る方へのつかみとしては,商品説明を見ていただければ十分ではないかと思う.ただ,その規模のすごさには圧倒されるだろう.有名になることなく,個人の金でこの規模の慈善活動を行っていたとは,ってことで,読んだ方は大概ぶったまげると思う.私の英語読解力が中途半端なせいで読み落としているかもしれないが,帯にある「なぜ」は,本書には陽に書かれていない.でも,感じることはできるはずだ.税への不信,自分のルーツへの尊敬,「美徳」観,国際社会の歪み,自分の事業はそこを利用したものであることに対する思い(穿ちすぎかな)…

慈善には色々なレベルがあるのだろうが,多少なりともお金が関わることがほとんどではないか,と思う.そのときに,単なる「好意」で終わらせてはいけなくて,金を使うという真剣な「行為」として全うしないといけない,ということなのかな,と思う.もとはChuck Feeney個人のお金だから,その使い道について彼の鋭い視点を大いにかつダイレクトに反映できるところが,この成果を生んだのだろう,とは簡単に書けるけど,言うは易し.世界中を飛び回って投資の機会を探す行動力と,これはといったところへ,迅速にドバッと投入する決断力は,金額の多少とは独立な,彼のもつ稀有な能力なのだと思う.

あとは本書を読んでいただきたい.私も買って読もうと思うし,自分の小さな家族にも,将来読んでほしいと思う.山形さんも,あとがきで何か書かれているはずなので,それも楽しみ.

追記(2009/2/18):本書を買った.細かいところで色々と発見あり.訳されたのは原書の7割程度とのこと.でも本書の内容の理解に問題はないと思う.あと,原書には載っている写真が,本書には載っていないっす.Chuck Feeneyのご尊顔を見たい方は,原書をみるべし.山形さんのあとがきは面白かった.私も何かできるように,と思いやした.
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By たけ VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
この本は、ぜひ日本の富裕層に読んで欲しい。もちろん、金持ちではなくともよいのだが、参考にすべきは、お金というものは、他人のために使ってこそ生きてくるということだ。よく成金や芸能人の豪邸がテレビで紹介されるけれども、必要以上の豪邸をもつことにどれくらいの価値があるのか。故・堤康二郎氏の古墳のような巨大な墓は何の役に立つのか。子どもたちに遺産を残すことと、多くの人を幸せにするプロジェクトに寄付することと、どちらが気持ちよいか。価値観の問題だから強制はしないし、チャック・フィーニーは異常なほど富を所有することを嫌悪しているみたいだから特殊かもしれないけれど、自分の富はほどほどにして、後は社会に還元したほうがよいはず。ぼくだったらそうするな。
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