前作で兄の死を知ったオルバ
城に兵士として残されていた兄も、仕えていた領主オーバリーの城で息絶えていた。
兄の生存だけを心の支えにして生きてきたオルバは、絶望に沈み
その怒りは、自らの住む村を焼き払い、母や友人たちを皆殺しにした挙句、兄まで見捨て死に追いやったオーバリーに向かう。
オーバリーを殺すと誓うが、しかしいまだガーベラの王女ビリーネとの約束を果たしていない。
皇太子としての役目をいま少し演じ続ければならなかった。
一方、ガーベラは隣国エンデとの戦が始まりつつあった。
そしてオルバが成り代わっている皇太子・ギルの豹変振りからその正体を疑う、王女・イネーリは、ギルとビリーネの居る城にやってきた。
彼女の目的は、義兄である皇太子が偽者であることを証明し、自分の誇りを傷つけたイネーリの鼻を明かし。
周囲にも自分の事を認めさせ虚栄心を満たす事だった。
こんな展開で物語が進んでいきます
世界観は、十六世紀から十七世紀ごろのヨーロッパを参考にして作っているようです。
しかし実は遠未来の地球とは別の惑星であり、宇宙船で移住してきた人々の子孫の物語とされ、この惑星はもともといまでは人間に家畜のように使われているが、かつては巨大な文明を築いた竜の住む世界となっています。
そして人間は母なる惑星から持ち込んだ技術や竜が残した技術を細々と継承し、空飛ぶ船なども作っています。
こうした世界観を考えますと、今後、中世ヨーロッパ風ファンタジーの枠に捉えられない展開も予想されます