ゴーウィングスとの連携は軌道にのりつつも、ガイアークとの戦いは残酷を極めて行くゴーオンジャー達。そんな激戦の日々の中で、軍平は「ある人物」に再会するが・・・。
作品世界も後半戦に入った本作だが、この盤には異色の話が存在する。
それが、GP28=『相棒グンペイ』である。
そのサブタイトル通り同じ東映の『相棒』のパロディだが、武上純希氏と中澤祥次郎監督が撮った作品は『相棒』や東映特撮ヒーロー路線に恥じぬ出来になっていた。
所轄の警察署や捜査の描写は、劇場映画からの長い歴史と伝統を誇った刑事アクションを作り続けている東映らしく丁寧に描かれている。また全体的な雰囲気も、『スーパー戦隊』シリーズでスパイ活劇色の強い『秘密戦隊ゴレンジャー』・『ジャッカー電撃隊』・『未来戦隊タイムレンジャー』・『特捜戦隊デカレンジャー』の系譜に近かったといえる。ラストシーンの会話と敬礼のシーンは、この世界観での「泣き所」も含んでいるのも意味深い。
『マグマ大使』・『バンパイヤ』(公式デビュー作)・『東京湾炎上』と特撮に縁深かった水谷 豊氏のオマージュといえる役を演じた今井朋彦氏は、本家よりもクールな印象が強かった。
パロディながらも、あえて「原点回帰」を目指した異色作。最後のオチを含めて、気楽に楽しんでほしい。ガガーン。