小林源文氏の劇画を見たのは遙か昔,子供の頃に読んだ中西立太氏の「壮烈!!ドイツ機甲軍団」でした.その挿入劇画2つのうちの一つがヨーヘンバイパーのクリストローゼ作戦を主題としたものでした.
そのリアリティーを伝える画力,表現力に圧倒されたものです.
学生時代に雑誌に彼の劇画が載り始め,この手の劇画が普通に読める時代になったか・・・と感慨しきりでした.しかし,この劇画では少し質が落ちているのが残念です.「ドイツ機甲軍団」にあった迫力とリアリティが薄れているのです.それは今見比べても,一目瞭然です.
劇画はリアルなだけに描くのに時間がかかり,雑誌の連載では忙殺され,充分に手直しできなかったのは容易に想像がつきますが,彼の才能が充分に発揮されていないのは残念です.
彼の本当の力はこんなものではありません.古本屋で立風書房 ジャガーバックス「壮烈!!ドイツ機甲軍団」を探してみてください.