いま、あの「黄金の犬」がよみがえったのである――
矢島正明さんのナレーションが第1回の曲中に流れたとき、全身に鳥肌が立ちました。
懐かしい「炎の犬」が、名作「黄金の犬」とどこかリンクしていると考えていただけに、
もしかしたらこのフレーズが記憶の奥底に残っていたのかもしれないと思ったからです。
昔、このドラマを見ながら毎週のように泣いていました。
自分の記憶では、ドラマを見て初めて泣いたのが「黄金の犬」であり、
そして一番心に残っているのがこの「炎の犬」なのです。
「黄金の犬」とちがい、こちらはだいたいのストーリーを覚えていました。
特に、涙のラストシーンはかなり鮮明な記憶であり、
ストーリーの感動とノスタルジアの感動が一気に押し寄せて、不覚にも号泣してしまいました。
「黄金の犬」は、「犬と人の物語」でしたが、こちら「炎の犬」は、
「犬と人、そして、犬と犬の物語」です。
その意味では、基本的なテーマは同じでも、「黄金の犬」をより肉厚にしたストーリーになっています。
ただ、「黄金の犬」よりもタッチは軽妙で、ついつい次回分まで見てしまうという感じでした。
そのポイントは、木森敏之氏(故人)の楽曲でしょう。
主題歌である名曲「サンセットメモリー」だけではなく、
作中挿入曲は群を抜いて素晴らしいです。
個人的に、これほど素晴らしい挿入曲のドラマは近年ではないと思います。
「黄金の犬」でも(そして、後継作「太陽の犬」でも少しだけ)同じ曲が使われていますが、
この作品で新たに使われている曲も未だに知らず口ずさんでいます。
天才子役の松田洋治さん、最高にかわいかった同じく天才子役の「リュウイヌブエソウ号」、
強くてかっこよくて、そして少しだけ悲しいシェパード「ジェフオブツカサドール号」、
優しい美人の「サク号」、そして、「黄金の犬」に続いて「あおい龍号」をはじめとした、
実にたくさんの犬たちがが素晴らしい演技を披露してくれます。
当時もいろいろな意味でセンセーションを巻き起こした「炎の犬」、ぜひご覧ください。
余談ですが、「あおい龍号」の実の飼い主であるあおい輝彦さん主演の「犬笛」も、
どうにかDVD化されないものでしょうか・・・