他の方のレビューは、辛口ですが、私は結構楽しめました。音楽好きの父親から子供の頃、ギターを貰い、父のサックスとデュエットしたり、その後、アニマルズのチャス・チャンドラーに見いだされ、金の事しか考えないマイク・ジェフリーと契約し、人気者になるが、音楽性を追求しようとするジミに対して、チャスは理解を示すが、マイクは契約をたてに稼ぐ事しか考えない(当時の音楽シーンはこれが当たり前だった)こととの軋轢。何とか作れた「エレクトリック・レディランド スタジオ」で私の大好きな「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー」をテイク45(!)までやり直し、ノエルとミッチ(この2人は似ている)との分裂により、一人、スタジオで完成させるシーンなど、ファンには感激物の映像だと感じます。主役の容貌は似ていない(エリック・クラプトン役は全然似てねえ!)が声がかなり似ている事で抜擢されたのだと思います。60~70年代に閃光のように走り抜けたジミの半生が、103分で理解できるので、ファンなら見て損は無いでしょう(私もファンです)。音楽業界の醜さは21世紀の今でも変わっていないように思えます。20代に潰されたブライアン・ウィルソンや自分たちのレーベルを起こしたビートルズの事情がよく判ります。