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災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 
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災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [文庫]

ジョン ダニング , John Dunning , 横山 啓明
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエリンの元親友という事情から依頼を引き受けたのだ。まもなく被害者が貴重なサイン本をコレクションしていたという事実が判明する。本をめぐる争いに巻き込まれたのか?やがてその蔵書をめぐり怪しい三人組が暗躍しはじめ…古書にまつわる意外な蘊蓄を盛りこんだ人気シリーズ第四作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

横山 啓明
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 558ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/07)
  • ISBN-10: 4151704094
  • ISBN-13: 978-4151704093
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
今回扱われるのは、サイン本である。ミーハーなぼくにとっても非常に興味ある題材だ。逆にいえば、本書で扱われる薀蓄はそれだけだから、古書に関する薀蓄を期待するとちょっと期待ハズレかもしれない。しかし、やはりこのシリーズは読ませるのである。本書の雰囲気は第二作「幻の特装本」と非常によく似ている。そう、あのロス・マク風味が復活しているのだ。ここで描かれる悲劇は妻の夫殺し。詳しく書くと長くなるので割愛するが、舞台となる辺鄙な町の設定から、複雑な家庭環境から、一筋縄ではいかない事件の真相まで、たった一つの殺人事件を追って550ページもの長丁場をまったくダレることなく描ききったダニングに拍手を送りたい。今回クリフは、前作「失われた書庫」で知り合った弁護士エリン・ダンジェロの助手として活躍することになるのだが、相変わらずうまい立ち回りを見せてくれる。警官時代に培った直感をたよりに、後先考えず行動するところなどは決して褒められた行動ではないのだが、それさえ理にかなった行いに見えてくるから不思議だ。はっきりいって、もうこの男に心底惚れ込んでしまっているのだろう。ラストに近づくにつれての盛り上がりは、シリーズ全体を通してもかなりエキサイティングだ。今回の事件は単純な妻の夫殺しであり、第一容疑者である妻自身も自分が殺したと自供している。とてもシンプルな事件だ。だが、真相を探るうちに様々な可能性が浮上してくる。いったいどれが真相なのか?浮きつ沈みつしてなかなか表層に出てこない真相。数々の断片が合わさって大きな事件のパズルが完成するとき、あの「さむけ」で感じたような鳥肌が立つ思いを味わった。本書はハードボイルドミステリとしてシリーズ中、一、ニを争う出来栄えとなっている。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いせむし トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
面白かったですが、
若干の物足りなさを感じます。

シリーズの柱である古書絡みのミステリーが物足りなかった。
サイン本にまつわる犯罪を背景にしたストーリーですが、
最後に明らかになる謎というのが、
ちょっと肩すかし。
一般のミステリーだったら、
水準を超える謎解きであるのですが、
ダニングは期待値が高いので、
これくらいでは読者は満足しないのだと思います。

本作の特徴は、
ストーリがシンプルになり、
ハードボイルドタッチが強くなりました。
今時珍しい作風です。
チャンドラーの新作と言ってもおかしくありません。

ともかく面白いのですが、
シリーズの流れからは少し修正された一作だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 若村さき トップ500レビュアー
形式:文庫
待望の古本屋探偵クリフの第4弾。

一気に読ませる展開はさすが。最後のどんでん返しも見事。このシリーズははずれなし!

ただ、古本薀蓄がもう少しほしかった気がします。今回はサイン本ネタのみ。
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