僕の感想を表そうとしたらもうタイトル以上のことは何も言えないのですが、AURA並の感動と満足感は頂けました。
本作のテーマは『空気』。ただでさえ日本人はこれを異常に尊重すると散々指摘されていますが、特に学校という閉鎖された場ではその傾向は顕著になります。これはその『空気』に歯向かう男の子と女の子、二人のお説です。
……何が良かったのか。スクールカーストを如実に伝える技術、数多の委員会に東奔西走するヒロインと主人公の姿、話のテンポ、適度に入り交じるギャグ……。そんなもんは置いといて。何が良いのか。作者の経歴を鑑みればまあ当然っちゃ当然なのかもしれませんが、何よりもヒロインの描き方が異常に上手いのです。読んでいる最中に自分は一体どこで青春を間違えたのかと変な気持ちになることは受け合いで、知らない間に胸が締め付けられているのです。ああー、と煩悶して呻吟しています。気が付いたら。
残念なところが、オチがいわゆる力技っぽい感じがして、嫌いじゃないんですが、もっとゆっくりこの終結を迎えられたら最高だったのになあと思いました。
最近ヒマだなあって人は読んで下さい。面白ろかったぜってなります。