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灰色の虹
 
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灰色の虹 [単行本]

貫井 徳郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

身に覚えのない殺人の罪。それが江木雅史から仕事も家族も日常も奪い去った。理不尽な運命、灰色に塗り込められた人生。彼は復讐を決意した。ほかに道はなかった。強引に自白を迫る刑事、怜悧冷徹な検事、不誠実だった弁護士。七年前、冤罪を作り出した者たちが次々に殺されていく。ひとりの刑事が被害者たちを繋ぐ、そのリンクを見出した。しかし江木の行方は杳として知れなかった…。彼が求めたものは何か。次に狙われるのは誰か。あまりに悲しく予想外の結末が待つ長編ミステリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

貫井 徳郎
1968年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。1993年『慟哭』で衝撃的なデビューを果たす。2010年、『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 549ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/10)
  • ISBN-10: 4103038721
  • ISBN-13: 978-4103038726
  • 発売日: 2010/10
  • 商品の寸法: 19.9 x 14.4 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 52,191位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz VINE™ メンバー
冤罪と復讐の物語です。

描き尽くされた感のある題材ですが、貫井徳郎氏の筆はひと味違います。
冤罪被害者の物語と、冤罪を作り出した側である刑事、検事、弁護士・・・それぞれの物語が折り混ざって描かれ、その一つ一つの物語が短編でも良いくらいにストーリー性があって、全体として奥行きが出ています。

人物のキャラクター像が精緻に作られていて、抜群のリーダビリティでページをめくる手が止まりません。さすがミステリー界期待の星です。

とはいえ、ラストがもう一つでした。完全に予想通りの展開で、貫井氏ならではのトリックに欠けました。エピローグも平凡でもう一ひねりを望んでいた私は肩すかしをくらった気分。まあ、純粋に小説としての完成型を求めればこういう帰結になるのだとは思いますが、トリックスターの貫井氏らしさが欲しかったと思います。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
うーん 2010/10/30
By 京太
貫井さんの本は大好きで、出たら必ず買ってるんですが…ここ最近のやつは、
悪い意味での「軽さ」が目立つような気がします。
主人公が有罪判決を下されるまでの流れが軽すぎて「リアリティの無い漫画」
みたいだし。
山名刑事の過去の話なんて、以前の貫井さんならこれでもか!ってくらい重く
書いたと思うんですが、あっさりと流しちゃってるし。
最後の、犯人の独白も「魂が震えるシーン」であるはずなのに、そこに
至るまでの軽さのせいで「ふーん、なるほど」くらいにしか思えなかった。

【乱反射】以降の貫井さんは、意図的に「一般受け狙いの軽さ」を
盛り込んでいるような気がします。
「重厚、人間のいや〜な悪意がこれでもかっ!、後味最悪。でも、なぜか途中で
読むのを止めたいとは全く思わない。最後まで一気読み」ってのが
貫井さんの魅力だと思うんで、変に一般ウケを狙って欲しくないな〜。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この作品は、身に覚えのない殺人罪で有罪判決を受けた一人の青年の人生がどのように激変していくか?を描いています。
私は今まで、テレビなどで冤罪のニュースを見るたびに「やってもいない罪を何故自白してしまうのか?」ということが不思議でなりませんでしたが、この小説を読むとこういうことが実際にも何件もあったのかもしれないな〜と少々恐くなりました。最高裁で有罪判決がおりるまでの展開は、自分も主人公と一体となって追い詰められているかのようで息苦しくなり、時々、「小説だから!フィクションだから!」と自分に言い聞かせながら読みました。

この小説で私が一番良いと思ったのは、主人公の青年だけでなく、警察官、検察官、弁護士、裁判官、目撃者・・・など登場人物の一人一人を丁寧に描写しており、各人物の人となりが細かくありありと浮き上がってくる部分です。誰か一人が物凄い悪者だったわけでなく、それぞれの少しの強引さ、怠慢さ、小心さ、などが積み重なっていった結果、一人の人間をメチャクチャにしてしまうほどの悲劇が生まれてしまった過程がよく分かり作品に厚みが出ていたように思います。

ラストはどのようになるのか?気になってページを捲る手が止まらず、ドンドン読み進めましたが、事件の真相は普通に読めば分かるものであり、アッと驚くようなところは特になかったです。またやはり作品の性質上、めでたしめでたし!と全てが解決してスッキリと終わるというわけではないので、読後もいろいろ考えてしまうかもしれません。しかし、久しぶりに中身の詰まった犯罪小説を読んだな〜!という充実感が確かにありました。

私は貫井徳郎さんの作品はこれが初めてだったので、「あぁ!出会えてよかった!」と素直に思いました。他の方のご意見を見ると良作が他にもたくさんあるようなので、これからしばらくの間は、貫井さんの他作品を片っ端から読んでみよう!と楽しみです。
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最近のカスタマーレビュー
重たい
かつてある殺人事件に関わった刑事、
検察官、弁護士らが相次いで命を落とした。
最後まで無実を主張していた殺人事件の容疑者は、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: C&U
今回は意外にあっさり系
貫井先生は活躍中の作家では最も私と波長が合う一人だ。
多分全部読んでる。もっと売れてるKHやKMなどより全然面白い。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: アマ竜
圧巻。
筆者の貫井氏と言うと、どうしてもデビュー作の印象が強すぎ、その後の作品はやや印象が。。な、感じでしたがこれはいい。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: driven
灰色の世界
読了して本を閉じたとき、ふと頭を過った。“江木は何色の世界を生きてきたのだろう”その答えは有無をいわず“灰色”だろう。しかし、必ずしもそうではない。江木にはかつて... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: jude
やはり面白い
丁寧に書き込まれた人物像で、僕にもこんな面があると思った。
長さを感じられないいい作品です〜
投稿日: 15か月前 投稿者: hasugon
初めてのレビューです
重いテーマですが、じっくり読む価値有りです。

虹が灰色に、まず江木雅史に同調しました。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: ミッシング
貫井さんらしい作品
「慟哭』以来ほとんどの作品読んでいます。読みやすく、もっと売れて良い作家だと思いますが... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: asktkd
誰も信じてくれない孤独の闇から、いかに男が本当の殺人者に変貌したのか
冤罪の罪を着せられて殺人者になってしまった男が、理不尽な運命に復讐することを決意し、生きていく意味を見出そうとする。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: コーキ
もう少し深みを・・・
世界でも指折りの日本の犯罪検挙率。その中に冤罪がどれだけ
含まれているのかと思うと想像を絶する。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 百地樹里
重い内容ですがぜひ読んで欲しい一冊です
丁寧な文章が好きで最近欠かさず読んでいる貫井さんの新刊です。

今回の長編は、冤罪で人生の全てを失った男の復讐物語... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: sayuri51
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