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55 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
哀しい名作,
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レビュー対象商品: 火車 (新潮文庫) (文庫)
哀しい名作。休職中の刑事が、親戚の若者から頼まれたのは、失踪した婚約者を探すことだった。苦労して婚約者の知り合いを見つけ出して話を聞き、最後に写真を見せると…「別人です。あなたは別人の話をしている」。もはやただの失踪事件ではなくなっていた… カードやサラ金地獄を背景に描かれる、現代の人間の悲劇。 読み終った時、言葉に出来ない割り切れなさを感じた。哀しいようないらだち。それは何だったのか。 本当に悪いのは、罪を犯した犯人ではなく、その人を犯罪へと追い込んだものたち。しかし裁かれるのはいつもその人だけで、犯罪へと追い込んだものたちは、その後も、何も変わらずに続いていく。 一体、誰が彼女を責められるのか。誰も彼女を救えなかったのに。 ちょっと冗舌なのが気になったが、おすすめです。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさにミステリー史に残る傑作,
By ブラックベルト (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 火車 (新潮文庫) (文庫)
そこそこの長編だがあまりの面白さに一気に読めてしまう。まさにミステリー史に残る傑作だと思う。自己破産やカードローンなど金融関係の用語が多く、現代の社会情勢をテーマにした内容で難しく感じるかもしれないが、心配することはないでしょう。ともすれば、説明的になる部分も、そこは著者の力量で面白く読めた。後半にかかるとスピード感はアップし、ぐいぐいストーリーに引き込まれていった。そして罪を犯すものにもそれぞれの人生があり、皆必死で「生きている」のだと感じた。ラストシーンはもうこれ以上ないのではないかと思えるほどかっこいい終わりかた。最後の1行まで楽しめた稀有な傑作。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
★傑作!,
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レビュー対象商品: 火車 (新潮文庫) (文庫)
レベル7が面白かったので読みました。本格ミステリはあまり読んだことが無いですが、この本はそれらとは一線を画した傑作だと思います。寝るのも忘れて一気に読んでしまいました。 読み進めていくにつれて最期はどうなるんだろうと思い、最後の方はページをめくるのがもったいない本というのは中々めぐり会えない。そしてあのラスト、強烈な印象が今も残っています。 小説家ってすごいな、と思わせる本です。
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