登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
火星の人類学者,
By
レビュー対象商品: 火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (単行本)
オリバーサックス博士の著作はどれも興味深く感動的な佳作ばかりですが、本書はその中でも白眉といってよい作品です。脳を病んだ人々の症例紹介(彼らへの善意と愛のある)という形式は博士の他の著作とも共通しています。しかし他の書はややもすると著者の意図とは離れ、そのような患者への興味本位や憐憫をもって世間で読まれた面があったと思われますが、本書ではそのような障害を持つ彼らを通して人間の存在価値までも考えさせられる内容になっています。 特に表題の“火星の人類学者”と自称する自閉症の女性学者の話は、本当に心に響く内容で、人生に大切な事を考えさせられました。愛情や感情がほとんど欠落しているという彼女は、しかし知性が非常に高く自分をコンピュータに近いと自覚しています。そんな彼女が最後に博士に話す心の叫びは、私たち全ての人間にも共通した問題です。私は読んで泣きました。 サックス博士の本に興味があるタイプの方なら、絶対に読んで損のない一冊です。
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間の驚くべき奇跡,
By
レビュー対象商品: 火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
何らかの事故に遭い、脳の一部の損傷により、見える世界がガラリと変わったら、われわれはどうなるだろう?ある日突然世界が灰色になってしまった画家は、われわれとはまったく違う捕らえ方で世界を見ることによって、ついにはその世界で生きることを選択する。 人間は、失ったもの以上のものを得ようとするポテンシャルを持っている。オリバー・サックスのあたたかいまなざしで描かれたこの本は、人間がもつ驚くべき奇跡をわれわれに示してくれる。 「健常」とは何か。生きる上での人間の人生の価値とは何か。考えさせられます。
19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分に巣食う「常識」を問い直す,
By 空色の缶詰 (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
科学は、不確定な現象から「普遍的なシナリオ」を抽出・固定していく性質をもつ。一方で、個人個人が見ている現実は、あらゆる面において普遍化・固定化を寄せ付けない唯一無二のシナリオを持つ。その点において、個人の見ている世界が「正常か異常か」を定量しようとする「科学的な」アプローチには、おのずと限界と矛盾が生じてくる。そもそも「正常と異常」という概念そのものが、意外に曖昧で脆いものなのではないか… そんなことを、本当に深く考えさせられる。 一気に引き込まれ、頁をめくり続けた。読み終わって気づいてみると、自分の世界の見方、現実の見方、人間の見方を、根本から問い直すきっかけとなった本だった。 本気でお薦めです!
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|