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31 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間の誇りと崇高さへの賛歌,
By カスタマー
レビュー対象商品: 火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫) (文庫)
学校の教科書では、ただ「坂上田村麻呂が蝦夷を平定した」という程度しか記述されていなかったできごとを、まったく逆の立場、すなわち「平定」された蝦夷(えみし)の側から描いた作品。蝦夷の若きリーダー、アテルイとその仲間たちが、強大な中央の朝廷軍に一歩も引かず、蝦夷の誇りと自由のために戦う物語である。まず、蝦夷の側から描ききった作者の視点に共感を覚えた。中央ではなく地方、差別する側ではなく、される側の視点にたって書かれているという点である。読みすすむうちに、中央権力の理不尽さと蝦夷への共感で胸がいっぱいになる。作者の筆力にぐいぐい引き込まれていくのだ。 この本が、感動的なのは、アテルイらの生き方だろう。人は「個」として生き死んでいくのではない、「類」として、アテルイのように蝦夷のために生き死んでいくことこそ本望ではないか・・というメッセージが込められているように思えてならない。アテルイは結局命を落とすことになるが、彼の志や誇りは、彼の死後も、歴史に生きる多くの蝦夷の心の中に生きつづける・・・。作者の筆は、人は、こんな風に、自己を超えたもののために生きることのできる、崇高なものなのだと力強く訴えてくる。
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
泣きました。,
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レビュー対象商品: 火怨―北の燿星アテルイ〈上〉 (単行本)
人間、友情、誇り等、考えさせられました。教科書上 でしか知らなかった、坂上田村麻呂が血の通った人間で何を考え苦悩し行動したか、教科書には出てこない英雄、亜弖流為(アテルイ)の魂を感じさせてくれました。 泣けます。
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
血が熱くなる感動の歴史小説,
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レビュー対象商品: 火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫) (文庫)
この本には感動した。大作であり、名作。一度読み始めると、息を呑むようなダイナミックなストーリーの展開にぐいぐいと引き込まれていった。奈良、平安時代の物語なので、まったりした物語の内容かと勝手に想像していたが、全然違う。極めて壮大な歴史小説。三国志をも連想させた。それにしても、朝廷の陸奥征伐に立ち向かう蝦夷武者の思いは読む者の胸を熱くする。感動せずしていられない。
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