今年になって霧島火山・新燃岳の噴火、東日本大震災などの災害が相次いでいる。
本書には、これらの活動の今後の予測が述べられている。
著者の鎌田教授は地球科学の中でも火山学を専門とし、岩波書店の月刊雑誌『科学』に
「大地の動き・人の知恵」という題名で、約十年にわたってコラムを連載してきた。
それと並行して、新聞や雑誌などさまざまなメディアにも、たくさんの発信をしている。
これらに現在の目から見直して大幅に手を加えて、予備知識のない人が読んでも理解できるようにしたのが本書である。
日本列島で起きる火山噴火や地震発生のメカニズムとともに、地球科学の現状と限界および
防災の基本が本書一冊で専門知識のない方でも会得できよう。
本の帯には、「迷ったら行動する」地球科学者の熱い思いを込めたエッセイとある。
東日本大震災の地震が続いている今こそ、多くの人に必要な知識が書かれているので、一読を勧めたい。