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5つ星のうち 4.0
ボーナストラックにも新しいヴィジョンが,
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レビュー対象商品: 火の鳥 (13) (角川文庫) (文庫)
火の鳥シリーズの最終巻のこの巻は、時代を一気にさかのぼって、『リボンの騎士』連載後に「少女クラブ」に連載された少女漫画テイストの『エジプト・ギリシャ・ローマ編』、さらにそれ以前に「漫画少年」誌に連載され中断された、動物が主役の『黎明編』をボーナストラックのように掲載していて、火の鳥シリーズ全巻に円環構造を持たせています。他の火の鳥には登場しない、火の鳥が卵を産む新しいモティーフが両方の作品に現れて、世代間での転生のイメージ、生命が引き継がれる『アトム今昔物語』が見せるような強いヴィジョン(ぜひ絵として見てください)が見せてくれるのも面白い。『エジプト・ギリシャ・ローマ編』は毎回扉絵を持っている連載なんだけど、絵と漫画の境目で遊んでいく手塚流の遊びがまた大胆に展開しています。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
拝啓手塚治虫先生,
By kojitan (日本(japan)) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 火の鳥 (13) (角川文庫) (文庫)
厳密にはエジプト編、ギリシャ編、ローマ編、黎明編[漫画少年版]を収録。手塚治虫氏の力作。古代エジプト、ギリシャ、ローマで、火の鳥の生き血を飲んだ二人の男女が翻弄され続ける様子を描いている。黎明編は漫画少年にて発表された当時の内容でボーナストラック的に扱われている。 火の鳥の目から人間の歴史を断片的にのぞき、人間が生きるということの凄まじさが伝わってくる。人の純粋さ、邪悪さ、浅ましさ、弱さ、悲しさ、業の深さ、ありとあらゆるものを表現しているといっても決して過言ではなかろう。
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