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「火の鳥」は、どの作品も大好きで、
全て紹介したいのが本音ですが、ここでは第2巻について書きます。
2巻は第1巻、「黎明編」(古代)よりも、ずっっと後(未来)の話。
人類存続の危機に、火の鳥によって重過ぎる使命を与えられた
男の物語です。
たった独りで全てを背負った若者は、残酷なほど孤独な時間を、
もがくように埋めようとします。
一瞬で滅びた世界。それでも尚、新たな生命の誕生を待つ男と、
それを見守る火の鳥。恐ろしく巨大な時が、読んでいる側にも
伝わってきます。
その使命を自分が任されたら?最後まで遂行しなければならない…
でも、"最後"っていつ???狂いたくても、狂えない。死にたくても
死ねない。考えただけでも恐い…。
と言うより、こんなことを考えられる手塚先生と、同じ時代に
存在出来たことに感謝。
「火の鳥」は手塚治虫の代表作とされていますが、私はCOM時代のものが特に優れていると思います。中でも「未来編」では、人類の滅亡から再生までという、とてつもないスケールの時間が流れます。「火の鳥」のテーマが明確に打ち出されていて、もっとも手塚治虫らしい、いわば「火の鳥」の中の「火の鳥」と言える作品だと思います。
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