人間がどのように火を発見し、使用するようになったのかは、神話における重要なモチーフの1つです。本書は世界中から《火の起原》に関する神話伝説を収集して1冊にまとめたJ.G.フレーザーの Mythes of the Origin of Fire. (1930)の完訳。英雄マウイ(ニュージーランド)やプロメテウスといった有名な神話をはじめ、民話や昔話めいたものまで、約150もの物語が集められています。それにしても、さすがは『金枝篇』の著者、よくぞここまで集めてくれました。訳も読みやすくて良いです。
ただ、膨大な物語が収録されているだけに索引が省略されているのは惜しかったです。