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5つ星のうち 5.0
事実は小説よりも奇なり,
By タンケン (青い部屋ブッキングマネージャー since 2006/11) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 火の接吻 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス) (新書)
その人はのらりくらりとした面持ちで、渋谷にある自分のお店「青い部屋」にいます。自分で妖怪を名乗るその人の背中を見る度に、 僕はいつも「ム−ミン」を連想するのですが、皆さんはどう思いますか。 戸川昌子著、「火の接吻」は1984年書き下ろしで発表されました。 舞台は1984年の東京。 26年前に起きた洋画家(保険会社社長の息子)宅の火災事故現場にいた 三人の幼稚園児は連続放火事件をきっかけに再会。 それぞれが奇妙な関係を持ちながら、それぞれの結末へ向かって燃え尽きていく、 登場人物の曖昧な記憶が混じり合ってカオスとなり、事実は書き換えられ、人々は翻弄されます。 もう1つ。男女の恋愛の「火」があり、 「鉄は熱いうちに打て」なる諺もありますが、 登場人物が目指した恋愛ドラマもバライティーに富んでいて、 どういう結末に落ち着くのか。非常に、ハラハラします。 事実は小説よりも奇なり。 本当にこの人は小説を書いていたのでしょうか?と……。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間の業が醸し出す犯罪,
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レビュー対象商品: 火の接吻 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス) (新書)
幼い3人の火遊びで父親が焼死。忘れることのできない その罪を背負い3人はそれぞれに 成長する。 読み続けるごとに 人間関係が複雑になり,これが事件の解決で犯人か と思いきや,それで終わることがなく,意外な結末だった。 でも 一番面白かったのは,筆者戸川さんが 最後の最後に仕掛けた皮肉です。
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