他の方のレビューにもありますが主人公は無敵です。そういう少年漫画的な展開が気に入らない人も多くいると思いますので、そういう人は読まない方がいいと思います。
私はこのシリーズは英雄譚に近いのではないかと思っています。少なくとも戦争物として見るべきではないのかもしれません。
主人公のアレスがいかにして英雄と呼ばれるまでの道を進むのか、そっちの方がキモになっているようなので主人公は強くなくちゃいけないのかな?とも思います。
ただずっと思ってたのは、主人公が精神的に騎士として完成され過ぎている件。『お国のため、お国のため』と、視野が狭すぎる気がします。『あなたのお国はそんなに高潔な人ばかりではないですよ』とツッコミをいれたくなります。
それに強いのはいいんですが、それでも思春期。誘惑には負けることもあると思うし、もうちょっと色々考えてしまう年頃ではないでしょうか。『それが英雄なんだよ!!』と言われてしまえばそれでおしまいですけど。『英雄』って言葉は便利ですね。
あと、アレスモテすぎです。まあそこは男のロマンなんで別にいいんですが。
物語の方はちゃんと進んでおり、次の巻は作者自らあとがきで『シリーズ全体のターニングポイント』になるかのように書いてあるので、期待しています。個人的にはこれで主人公の視野が広がることに期待しています。