一般社会と隔絶して、自らが信じる誇り高き「理想郷=桃源郷」を作り出すために
生き続ける「山の民の姿」を描いた作品…まず彼らが…まだ100年も経たない…
昭和13年頃まで、この日本に存在していたと言うことに素直に驚いた…
そして益々これから消えていくだろう「雄大な自然」をバックに繰り広げられる
「生々しい人間ドラマ」が予想以上に、深くて感動した…
「桃源郷?」を維持していく為に…独特の「戒律」を守り抜こうとする
彼ら…「アダムとイブ」ではないが…隔絶された「集団」で「戒律」が
崩れていく過程において、母娘、父息子であれ…男と女の「まぐわい」が
影響するのは、いつの時代も人間の「業」と言えるだろう…
さらに狭い島国である日本では、「一般社会」から隔絶して「桃源郷」を
作ることは…「異端児」とみなされ、圧倒的な身分蔑視から、否応なしに
「弾圧」を受けるものだ…
婚礼の儀や、戒律を破った者への制裁など細かく丁寧に描かれていて…
ある面では「史実」としても興味深い…なによりこの時代の作品は、
監督&スタッフ&キャスト全てにおいて「真っ向」から様々な
メッセージを訴える作品として作り上げるという「熱気」が画面全体
から感じられる!
彼らのような「生き方」が実は…最も誇り高き「人間らしい生き方」なのかも知れない…