いや〜、暑かった……。蘇るあの夏の思い出。
行った人には感慨深く読めます。フェリーや高速艇に乗り、潮風をこれでもかと浴びながら島々を渡り歩いたな〜とか、島のじっちゃんやばっちゃん優しかったな〜なんて。
うん? もちろん、行かなかった人には「行けばよかった!」と悔しく……そんなことよりも「こんな盛り上がった芸術祭があったんだ!」と思わせてくれるこの本。
芸術祭の年表から座談会まで収録されていて、地元サポーター「こえび隊」や島民、アーティストなど、芸術祭に関わった人すべての思いがギュッと凝縮。ここまでいろんな人のアツ〜い情熱が詰まった本ってなかなかないですよ、マジで。
盛り上がったのはおしゃれだから、ブームだからといった理由だけではない。瀬戸内の島々が抱える過疎。この芸術祭の背景には、地元の人たちによる行動の記録が刻まれている。作品集じゃなくて記録集だからこそ味わえるこの熱気。
さらにさらに、装丁も中身のレイアウトも写真もカッコいいっ!
2010年の夏、瀬戸内の島々が日本全国だけでなく、世界に発信したんです。「何を?」って気になったアナタ、この本を見るとよく分かります。