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本書ではまさしく当時「タブー」であった天皇そのものについて討論されている。パネラーが右翼、左翼を気にしながら命がけで発言している。
街宣車でがなる右翼についての是非から始まり、「自粛」ムードだった日本の、日本人の天皇観まで展開されており、放送から20年近く経つ現在読んでもその緊張感が激しく伝わる。
パネラーも大島渚、桝添要一、小田実、高野孟、西部邁、小沢遼子、野坂昭如など今ではもうほとんど出演しない「朝まで」の名パネラーが出演している。
番組も緊張感があるが活字になった討論も迫力がある。
肝心の政治権力と癒着しているか否かについては、上手にぼかしていて、結局、分からず仕舞い。ある参加パネリストの自宅に脅迫電話を入れるドキュソが現れたりと、右翼は何をやってんだか。舛添氏や大島氏など中立派パネリストのツッコミも足らず、全然問題の本質が明らかになっていない。
小林よしのりや福田和也といった論客が、言いたい事を気兼ねなく言っている昨今、この本に書かれていることは時代錯誤も甚だしい。
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