先年、国内を芥川氏の遺品や原稿が回ったようで、ストリンドベリイという書き込みがあったりして面白かったのを覚えています。
やさしい人柄をコトバで活写するのは難しくて、今まで親族の書いたものよりほかに温かな陽光のようなものを感じたものはありません。
このマンガは、切り絵のような、輪郭のしっかりした画風で、作家の日常も、プロとしての芸術家の世界もどちらもほのぼのとタッチの中に包み込んでいるようです。
奥さんのフミさんなどかわいい感じになっていて、こうなると作風にそなわった「徳」みたいなものです。
これからのことはいよいよ不可ません。よくないことがたくさんあります。
でも、できれば読んでいて心に残るものになってほしいと思います。