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潜水服は蝶の夢を見る
 
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潜水服は蝶の夢を見る [単行本]

ジャン=ドミニック ボービー , 河野 万里子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

難病ロックトイン症候群がすべての身体的自由を奪った!
『ELLE』編集長が20万回の瞬きで綴る奇跡の手記
「潜水服は蝶の夢を見る」
本書は映画化され、2007年度カンヌ映画祭で監督賞受賞し、
2月上旬から渋谷シネマライズほかで、全国ロードショー公開されます。


著者のジャン=ドミニック・ボービー氏は、1952年生まれ。
ジャーナリストとして数紙を渡り歩いた後、世界的なファッション雑誌、『ELLE』の編集長に
就任しました。名編集長として名を馳せますが、1995年12月8日、突然脳出血で倒れ、ロ
ックトイン・シンドロームと呼ばれる、身体的自由を全て奪われた状態に陥ってしまったのです。まだ働き盛りの43歳でした。
病床にありながらも、唯一自由に動かせる左目の瞬きだけで本書を「執筆」しました。
本書は大きな話題を呼び、フランスだけでなく、世界28か国で出版される世界的なベスト
セラーとなりました。しかし、1997年3月9日、突然死去。本書がフランスで出版された
わずか2日後のことだったのです。

内容(「BOOK」データベースより)

すべての自由を奪われても魂の叫びは消せない。難病LISに冒され、すべての身体的自由を奪われた『ELLE』編集長。瞬きを20万回以上繰り返すことだけで、この奇跡の手記は綴られた。愛する人たちや帰らぬ日々への想いが、魂につきささる。生きるとはこれほどまでに、切なく、激しい。

登録情報

  • 単行本: 166ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/3/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062088673
  • ISBN-13: 978-4062088671
  • 発売日: 1998/3/5
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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57 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
閉じ込め 2007/5/6
形式:単行本
71歳という年齢としては、極めて元気だった親父が、脳梗塞で突然倒れた。一緒に八ヶ岳に登った、わずか数ヶ月後のことでした。

「脳幹」の「橋(きょう)」の神経細胞が、脳梗塞により死んだ。生命の危機を脱した親父の状態が、この本の著者(?)と同じ。

Locked in syndrome。「閉じ込め症候群」だそうです。

知覚と思考は正常なのに、体は全く動きません。

医師の説明で、理屈では理解していた状況を、この本がリアルに理解させてくれました。

眼球と瞼しか動かせない人が、この本を書いたプロセスが、心の深い所にズシンと来ます。親父のために、同じ事をしてあげなければ、と思う。
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 「もし人が、すべてを失い、〈心〉だけの存在になったとしたら、世界は、そして人生は、どのように見えるのだろうか」
とは本書の訳者のことばだ。その問いに偶然答えることになったのが本書だ。

 映画の中にもそれを象徴する場面がある。ジャンドクがまさに昏睡から目覚めた直後のワンシーンだ。おぼろげな意識からやがて覚めてくるジャンドクだが、医師の質問に答えている「はず」なのに、なぜか通じていない。なかなか自分の置かれている状況が飲み込めず、医師の説明によってしだいに明らかにされていく病状から、ジャンドクは落ち着きを失い次第に呼吸が荒くなる。「誰にも通じない」そんな患者の絶望感、孤立感が伝わってくるようだ。

 ジャンドクは確かにことばを失ってしまった。しかし、ジャンドクらしい感性や記憶、想像力までは失われなかった。そうした内なる想いを引き出すのに成功したのが瞬きコミュニケーションだ。以下は彼のことばだ。
「楽しみのためには、匂いや味についての、鮮烈な記憶をよみがえらせてみる。それは決して汲み尽くしてしまうことのない、人間の感覚の貯水池だ。残り物をうまく料理するコツがあるように、僕は今、思い出をじっくり煮込むコツに、磨きをかけている」
「生きている限り、呼吸をする必要があるのと同じように、僕は、感動し、愛し、感嘆したい」

 こうした代替的なコミュニケーションを可能にした言語療法士を、彼は<守護天使>と呼び、こう言っている。
「言語療法は、もっと広く知られるべきものだと思う。舌というものが、ことばの持つあらゆる音を出すために、いかにさまざまな運動を無意識のうちに行っているか、まったく驚かされるばかりだ」

 普段私たちは意識していないが、一言を発することさえ奇跡なのだということを、本書によって改めて思い知らされた。一瞬一瞬の奇跡に感謝しつつ、ことばをうまく使えない人を理解したい。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MM
形式:単行本
43才で脳幹出血を発症し、心は全く正常のまま、左目以外のすべてを動かすことができなくなった、雑誌ELLEの編集長によるエッセイ集を邦訳した書。エッセイは病気発症後、左眼瞼の動きによってアルファベットを指定して綴った言葉による。

まず、数時間あれば誰もが読破可能な量のエッセイであるが、12月から翌年の8月までの間に、途方もない苦痛を振り払わなければ不可能な作業によって創られた作品であることに驚かされる。著者の苦痛は、潜水服に閉じこめられて海に沈められたかのようだと表現しているようだと述べており、これが表題となっている。たとえ閉じこめられても、蝶のように自由に舞うことを夢見て、希望を捨てずに最期まで生き抜いた人間の記録である。特に、著者は富の象徴であるファッション界の頂点から、まばたき以外なにもできない境遇に陥ってしまったにもかかわらず、精神的に異常をきたさないどころか、ユーモアあふれる、かつ詩のような美しい文章を遺した。エッセイには日々の不満や過去の出来事が述べられているが、家族への想いや未来への希望が彼を支えたことが伝わってくる。また、彼のメッセージを通訳した言語治療士や古い同僚によって与えられた生きる希望についても見逃せない。本書から、周囲の献身的な協力と、人の心の強さによって、生きる意味とは、希望とは何なのかという鮮烈なメッセージが読み取れる。ひとつひとつの言葉が刻まれる重さは、書を読んでいる間中途切れることはない。

著者は発病から1年4ヶ月、本書の出版された数日後に死亡した。本書をもとにして制作された映画も観たが、それゆえにこのエッセイの重みが響いた。星5つの評価は映画を観た上でのもの。
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非常に読みやすい
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投稿日: 2010/4/3 投稿者: ryoT
素敵な本
ストーリーにのめり込んでしまうくらい夢中に朗読しました。
投稿日: 2009/8/11 投稿者: きき
孤独からの救い
ロックド・イン・シンドローム:脳は正常なのに、身体が麻痺して意思を伝えることができない状態。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/6 投稿者: Fuji☆Maru
静かで個人的な内容なのだが、何故かあおられる。やる気になる不思議な本だった。
映画を見逃していたのだが、ある本を読んだら、本のほうも素晴らしいと薦めているので、読んでみた。
大変静かな読み口。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/14 投稿者: 久保田夏彦
センチすぎて感情移入出来ない・・
この本の事を普通に生活している人は様々な媒体で知っていると思うが
私の予備知識は全身麻痺の為、瞬きで意思伝達をする人が書いた本でした。... 続きを読む
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投稿日: 2008/1/25 投稿者: パタ
美しい言の葉
蝶は彼の心、想像力。彼のベッドの上の新しい人生、新しい一日、過去、思索、退屈な病院を美しく物語る言葉の数々。潜水服に例えられた、重く硬く痛く冷たい体の状態とは対照... 続きを読む
投稿日: 2003/10/28 投稿者: かつき
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