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漱石詩注 (岩波文庫)
 
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漱石詩注 (岩波文庫) [文庫]

吉川 幸次郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

漢詩が、殊に簡潔で締まった句が好きだ、といっていた漱石は、みずからも折々に漢詩を書き、『明暗』執筆のなかばからの100日間は、それを日課とした。漢詩は小説と同じく漱石の思想の表現である、と評した中国文学者が、学生時代から死の直前までに作られたうち160首に丹念な注釈を加え、その思想遍歴の跡を描き出す。

内容(「BOOK」データベースより)

漢詩が、殊に簡潔で締まった句が好きだ、といっていた漱石は、みずからも折々に漢詩を書き、『明暗』執筆なかばからの百日間はそれを日課とした。漢詩は小説と同じく漱石の思想の表現である、と評した中国文学者が、学生時代から死の直前までに作られた170首余に注釈を加え、その思想遍歴の跡を描き出す。詩句索引付き。

登録情報

  • 文庫: 353ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2002/9/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003315227
  • ISBN-13: 978-4003315224
  • 発売日: 2002/9/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 無知とは恐ろしいものです。自分では、少なくとも漢詩は好きだとは思っていましたが、『佩文韻府』など中国の辞書は知りませんでした。こうしたことを恐ろしいと思わないと、戦前の軍人のようななんちゃって漢詩を書いて恥じないようになってしまうのかな、と思います。

 平仄を整え、中国の詩語で構成しないと漢詩にはならないわけです。しかし、いまのぼくなどよりも100億倍ほども勉強していたであろう漱石先生でさえ、時には平仄を整えられなかったりするものも散見されるというのは、なんと恐ろしいことでしょうか。

 ざっと、旅のあいだ中、この本を読んでいて、やはりいいのは、大量吐血した修善寺での出来事の後に書かれた五言絶句の一群と、死の直前、それでも『明暗』を書き続けていた時に並行して残された七言律詩の連作です。

 死の直前に詠まれた七言律詩の一節《夢散蓮華拝我回 夢に蓮華を散じ我を拝して回(かえ)る》なんていう詠いっぷりはすごいな、と思います。まさに絶唱。
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