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漱石日記 (岩波文庫)
 
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漱石日記 (岩波文庫) [文庫]

夏目 漱石 , 平岡 敏夫
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

漱石は明治三十二,三年から大正五年の死の年まで断続的に日記やメモを書き残しており,それは全集版で八百ページを超す大部のものである.そのうちからここにはイギリス留学の日記,修善寺大患時の日記,明治の終焉時の日記など,漱石の生涯の節目となった時期の日記七篇を収録.行文から人間漱石の内奥の声が響いてくる.

内容(「BOOK」データベースより)

漱石は明治三十二、三年から大正五年の死の年まで全集版で800ページを超す大部の日記や断片を残している。ここにはそのうちからイギリス留学中の日記、修善寺大患時の日記など7篇の日記を収録。人間漱石の内奥の声が響いてくる。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1990/4/16)
  • ISBN-10: 4003190025
  • ISBN-13: 978-4003190029
  • 発売日: 1990/4/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
抜群に面白い 2005/10/16
形式:文庫
英国、天皇家、家庭をときにイラつきながらぶった切る、
公開を前提としては絶対に書かれえなかった漱石の息遣いが
見事に伝わってきます。

100年以上前の漱石のスタンスは現代でも十分に通用する
奥行きのあるものといえるでしょう。

文庫ということで学生や昔の文学青年向けかもしれませんが
読む価値の十分ある優れた本です。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この日記、実におもしろい。
たとえば、・・・

コロンボ着
一少女、銭はいらぬからこの花をとれと。
やむをえずこれを取れば、後より直ぐに金を呉れとせまる。
亡国の民は下等なものなり。

ロンドン 1901年2月
当地のものは天気を気にかけない。禽獣に近い。
(吹雪の日に「ラブリー デイ!」とでも言われたのかな??)

漱石にかかっては、インド人は「下等」で、イギリス人は「禽獣に近い」らしい。
無茶な言い草だ。

そのくせ現代のインドやロンドンでも経験しそうな
具体的な場面が描かれており、
そういえば自分もびっくりしたなあ、なんて感じる。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浦辺 登 VINE™ メンバー
形式:文庫
 明治33年のロンドン留学時の日記から大正の晩年近くまでのものが収められている。一読すれば、大学予備門時代からの友人、知人、教え子たちなど多数の人々との交友の範囲が広いことが窺える。
 漱石の作品だけを読んでも理解できない事ごとが多いが、年表や交友関係から洗い出す事件などを押さえていくと、この時代のインテリ達がどのような生活をしていたかが窺えて面白い。さらに、その思想背景までが理解できる。
 一説に漱石を個人主義者と評する方がいるが、それは作品から感じるものであり、日記などからは個人主義どころか国家主義ではと思える箇所も見える。作品では文明批評、権力に押しつぶされる個人を擁護する描き方だが、それだけではないことがわかる。
 押し寄せる欧米の帝国主義の波に翻弄されながら、日本は日本独自の文学があると抵抗する姿に漱石の真骨頂があるのでは。
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