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漱石の思い出 (文春文庫)
 
 

漱石の思い出 (文春文庫) [文庫]

夏目 鏡子, 松岡 譲
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

見合いから死別まで、漱石と生涯を共にした鏡子夫人にしか語ることのできない新たな人間・夏目漱石の赤裸々な姿を浮き彫りにする

内容(「BOOK」データベースより)

名作「坊っちゃん」に描かれる松山でのいろいろな出来事、夏目家の親戚のこと、熊本での婚礼の様子から微に入り細を穿って語られる文豪・夏目漱石の日常生活。お見合いで出会ってから死別するまでを共に過ごした夫人でなければ、垣間見ることのできなかった人間・漱石の赤裸々な姿を浮き彫りにする。

登録情報

  • 文庫: 462ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1994/07)
  • ISBN-10: 4167208024
  • ISBN-13: 978-4167208028
  • 発売日: 1994/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 にわか産婆の文豪漱石, 2002/2/19
レビュー対象商品: 漱石の思い出 (文春文庫) (文庫)
夏目漱石の夫人である鏡子の述懐を婿である松岡譲が筆録しています。いまでいうなら、赤裸々結婚日記、暴露本、といったところでしょうか。明治の茶の間が目の前に現れて今とかわらぬ生活に追われる日々を軽妙に描きます。奥さんからみた漱石が出産を手伝う下りはなんとも滑稽です。同じ場面が漱石の視点から「道草」で語られていますので較べてみるとよりいっそう楽しく読めると思います。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 小説よりも現実は面白い, 2005/11/17
レビュー対象商品: 漱石の思い出 (文春文庫) (文庫)
「坊ちゃん」「我輩は猫である」などユーモアある作品を書いている漱石だが、妻鏡子の目から見た姿、少々とぼけた会話などが非常に面白く、何度でも読み返したくなる本。「鏡子夫人は悪妻だった」という伝説(?)もあるようだが、果たしてそれはどうなのか・・・。夫が度々起こす神経症の発作を乗り越え、子供たちを育てあげ、長年連れ添ったからには、簡単に「悪妻」とはいえないであろう。

「やっぱり、わたしはお父さま(漱石)が一番いいねぇ」という老いた妻鏡子の言葉に大きく心をうごかされる。そう思わせる夫漱石もさることながら、夫の欠点も含むすべてをいとおしく思う「母のような妻」は、そんじょそこらにいるものではない。

このひと言は、人生の終わりをむかえた女性全てが憧れる言葉ではなかろうか?。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 無題, 2011/10/26
By 
kat-oz (岐阜県) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 漱石の思い出 (文春文庫) (文庫)
これを読んだら、現代であればとうに離婚問題に発展していることだろうなと思います。それに、漱石は今でこそ文学界で崇拝されているような存在になっていますが、漱石自身も苦悩した一人の人間であり、鏡子夫人だからこそ漱石と連れ添ってやって行けたのではないかと感じました。

又、他のレビュアーの方も言ってみえますが、これを読んでから「道草」を読むと非常に作品が理解しやすいです。
「道草」は漱石の”自叙伝的作品”とも言われているそうですが、ある出来事を漱石と鏡子夫人の両視点から解釈できるので凄く理解ができます。読んだ後に、あぁそういうことだったのか、大変だったんだな…と、出来事の裏表を解釈できるとでも言えば良いでしょうか。

他にも漱石の生活、漱石を取り巻く人々、漱石の作品などに関しての裏話みたいなものが色々あり、「吾輩は猫である」の寒月君のモデルは寺田寅彦で、本人は極まりが悪くて非常に迷惑な顔をして漱石先生に文句を言っていたとか、なかなかに面白い話も沢山あります。
漱石の作品はご自身の経験や体験、生活を元にしたものも多いですが、身内である夏目伸六氏や松岡譲氏、又、門下生の人の漱石に関する書物を読むことで、実際の漱石像だけでなく、作品中に書かれていることが何か透けて見えて来るような感じがすることもあります。
こうした透けて見えて来る部分の裏や陰には、漱石に関係した人達が少なからず漱石に影響を与えていたのだということが、私には漱石作品を多く読むにつれて少しずつ分かって来たところです。
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