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漱石とその時代 第1部 (新潮選書)
 
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漱石とその時代 第1部 (新潮選書) [単行本]

江藤 淳
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第23回(1970年) 野間文芸賞受賞

登録情報

  • 単行本: 376ページ
  • 出版社: 新潮社 (1970/08)
  • ISBN-10: 4106001268
  • ISBN-13: 978-4106001260
  • 発売日: 1970/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By yktkaji
 江藤淳は、24歳の若さで最初の「夏目漱石」論を上梓したあと14年を経て、1970年に「漱石とその時代」第1部、第2部を刊行し、その後また時を空けて、1993年に第3部、1996年に第4部、そして1999年自裁後に第5部が未完として出版された。実に総頁数の1914に及ぶ大作であり、江藤淳はこの著作により菊池寛賞と野間文芸賞を受賞している。
 江藤淳は文芸評論家ではあるが、一方明治時代の政治、人物等に関する著作も多い。この二つの要素が上手くかみ合って、正に題名「漱石とその時代」が物語るように、漱石の生き様及び作品の評論とその時代の動きが並列的に述べられている。つまり、読者は漱石の人物、作品を理解すると共に、明治という時代の流れをもくみ取ることが出来るわけである。ただし、一般の読者には文芸評論的な部分はかなり難解である。
 これまでAmazonレビューが一つもなかったのは不思議なことであるが、余りの大作に感想を書く人がいなかったのであろう。敢えて蛮勇を振るって投稿するのだが、漱石作品を少しでも読んだ人には必読の書である。但し個人的には、余りに「漱石とその時代」で全てを把握した思いがし、以後漱石作品を読む気にならなくなってしまっている。換言すれば、漱石の作品よりも漱石自身の人生を知ることがより興味があると言うことである。特に、朝日新聞のいわゆる小説記者になってからの生活を見ることにより、漱石は正しく生誕から死に至るまで苦悩の時間を過ごしたことがありありと分かり胸を打たれる。一つだけ読むべき作品をあげれば、私小説的自伝とされている「道草」であろう。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 『愛着障害』という本に紹介されていたので読んでみた。漱石の悲惨ともいえる幼年時代が時代的背景とともに、克明に描かれている。文語文の引用が多数あり、読みやすくはないが、江藤の深い眼差しや安定した筆力とあいまって、読み応え満点だ。久しぶりに読書をしたという感じがする。ただ、一気呵成に読むのものではない。読み終わるのに、何週間かかった。さっそく第二巻に取りかかる予定だ。それにしても、漱石がいっそう身近に感じられてきた。その後神経衰弱になるのも無理からぬ経験をしていたということを、改めて理解した。
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 野間文藝賞と菊池寛賞を34くらいでとっているのだが、これのどこがそんな名著なのか分からない。
まあ漱石の伝記なら、割り引いても小宮豊隆のがあるし、特段それに何かを付け加えたとも思えない。いわんや二十年後に書き継いだ第三部以降となると、何のために書かれたのか分からない。 
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