漫画家志望の若者(と、若者以外の方)は、このマンガを絶対に読んで欲しい。
漫画家ではなく、ミュージシャンを目指す人にも読んで欲しい。
特に何も目指していなくても、「自分には才能がある」と、
明確に、あるいはぼんやりと思っている人にも、読んで欲しい。
この「漫画家超残酷物語」のテーマは「自意識」である。
人間、誰しも自意識がある。自分は自分で、他人は他人。
他人は100万人いても全員他人であり、自分は世界中に自分一人しかいない。
自分だけは誰しも特別で、自分は、自分の分かりようでしか
世界も他人も見る事ができない。
自分を客観的に見る事など、誰もできない。だって自分は特別だから。
…という事が、どのページをめくっても、イヤというほど書いてある。
これほど面白く、これほど読むのが辛いマンガは、本書と、
福満しげゆきの「僕の小規模な失敗」くらいだろう。