上の「商品の説明」では著者について触れてないので書いておく。
最初は匿名ライターのやっつけ仕事かと思ったのだが、編著者名の「元祖爆笑王」というのは放送作家としてのれっきとした名前らしい。64年生まれ、高田文夫事務所所属である。wikipediaの記事によるとなかなか信頼できそうな人物だ(エラソーですみません)。
本書は、彼と松本哲也(76年生。元お笑い芸人の放送作家)、大隈一郎(75年生。元お笑い芸人の映像作家)の3人が交替で講師を勤めた専門学校の授業「漫才入門」の単行本化である。「交替」といっても3人で綿密に打ち合わせしてあるらしく、カチっとした漫才論(漫才分析)に基づいて全5回の授業は進んでゆく。ある講師の漫才論を別の講師が否定して、生徒を混乱させるということはない。
中盤からみんなで実際にネタを作ってゆくのだが、それが「彼女の父親に結婚の挨拶に行く」設定。アンタッチャブル(現役最高の漫才コンビだと思う)の有名なM-1ネタと同じなので、それと比較するという裏ワザもできるだろう。そういえば、私はアンタッチャブルはツッコミから先に作ると聴いて(wikipediaで読んだだけだが)不思議に思っていたのだが、本書でそのメリットを知れた。
最後に、ほかの方も書いておられるが、私も本書だけでなく、DVD「紳竜の研究」もオススメする。
[追記]
第5回(最終回)の生徒のネタみせは、出版社サイトで動画が見れる。サイト内の検索窓で「漫才入門」を検索してください。