日本漢字能力検定一級の受験者としてレビューする。
漢字能力検定一級の漢字は国語辞典には載っていないものばかりだ。
そして、国語辞典には載っていない漢字は意味を調べることができない。
そこでこの辞典を購入したが、編集方法は国語辞典と全く異なり実用的ではない。
学者や時間の余った方なら利用価値があるだろう。
しかし、短期間に高度で大量の漢字を理解して使うことを狙いとする一般受験者には不便な点が目立つ。
他に意味を調べる方法が無いので使うが、
日本漢字能力検定一級用の国語辞典を用意するべきではないだろうか。
読み書き、対義語、類義語、故事成語、諺、国字も正確な意味を把握しなくては多くの漢字は正確に使えない。
知的学習を行おうとする日本人の含蓄のある漢字学習は身近には無いのが現実だろう。
まだ確認はしていないが、いくつかの熟語が載っていないようである。
意味の判別できない漢字を出題する検定に違和感があるが、
検定に合格することと漢字が達者になることとは別のこととして私は受け入れる。
一般人による「国語(日本語)の世界を充実する、使える漢字学習」の限界を感じた次第である。
学習の時点でこのような状態であるから、国語の豊かな共通基盤は存在せず、
日本漢字能力検定一級の合格は自己満足な国語の充実になってしまうのではないだろうか。
現代社会から隔絶された知識にならないように、
書き読み意味を同時的に、出題するすべての範囲を把握できるようにして欲しいと思う。
収穫したはずの実を時間をかけて拾い直す意味で、この辞典と日本漢字能力検定一級教材には非常に残念である。