2級まで漢検対策の学習を進めてきた人の大多数は、
漢検協会の「漢字学習ステップ」を使っていると思う。
2級合格後準1級対策に入るときも
同じように「ステップ」を使おうとするが、
準1級、1級の「ステップ」は存在しない。
代わって、「完全征服」という問題集を目にすることになる。
ここで大きな問題にぶつかる。
「ステップ」と「完全征服」では問題集の形式が違うのである。
「ステップ」では各回少数の漢字を取り上げ、それを徹底して
読み、書き、部首、同義/反対語など様々な角度から学習し
理解する形式をとっていた。
しかし、「完全征服」では漢字はごちゃ混ぜ、
読み、書き、部首、同義/反対語などジャンルごとに
学習する方式をとる。
試験直前ではこのやり方でよいのかもしれない。
しかし、2級から準1級には大きなレベルの差があり、
長期間の学習を必要とする人が圧倒的である。
そう考えると、ジャンルごとでは・・・すぐ飽きてしまう。
たとえばことわざの苦手な人が、1回分ひたすら
ことわざばかりで集中して取り組めると思うだろうか。
残念ながら長期戦の学習には使えないと私は思うのである。
この漢検準1級学習ノートは
漢検協会ではなく高橋書店から出されている問題集であるが、
「ステップ」とよく似た、少数の漢字ごととりあげ
それを様々な角度から理解する学習方式であり、
学習スタイルとしては、「ステップ」から自然に入りやすい。
「1日1回分」「2日で1回分」などやり方を決めて
今まで取り組んできたであろう多くの人にとっては
このほうが今までとやり方を変えることなく取り組めるのである。
学習には人それぞれ成功につながるやり方があると思うが、
「ステップ」でうまくいった人なら、この問題集が
取り組みやすいのではないかと私は思う。
字も「ステップ」と同じかやや大きめぐらいで見やすく、
長くつきあえる問題集だと思う。