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漢字の起源 (講談社学術文庫)
 
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漢字の起源 (講談社学術文庫) [文庫]

藤堂 明保
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

不思議な文字=漢字はどのようにできたのか
模様(文)とそれらの組み合わせ(字)が、幾万もの漢字を生み出した。すべての文字には、意味がある。中国語学の泰斗による、豊かなる漢字世界への絶好の手引書

内容(「BOOK」データベースより)

象形・指事・会意・形声。文字の造り方の四つの原則。漢字は表意文字ではなく、「表語文字」である。例えば、工・攻・扛・江・肛・空は、すべて「貫通」の意を持つ。古代神話、卜占の甲骨文字、謎の羌族、南方言語との関係などを探り、漢字誕生の背景となった文化を探究し、一五〇以上の漢字について、その起源と成立を図解。漢字と漢字文化をわかりやすく解説した漢字学入門書。

登録情報

  • 文庫: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/11/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061597922
  • ISBN-13: 978-4061597921
  • 発売日: 2006/11/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:文庫
 普段我々が何気なく使っている漢字であるが、人によっては小学校のときに書き取りをやらされたりと、様々な思いがあるものだ。しかしその体系や歴史をたどっていけば、偉大な中国文明の甲骨文字にたどり着く。そこから東アジアの諸国に展開し、さまざまな形で用いられて現在に至る。

 その漢字の構造や成り立ちについて学ぶことは、一見して非常に地味な営みに思われるかもしれないが、本書の中で展開されるそれは、古代殷帝国の文化や社会、そしてシナ・チベット語族の諸民族の姿をビビットに描き出してくれる。そしてまた同時に、それらを導入し、日本語のものとした我々の祖先の苦労も垣間見ることができる。

 本書一冊で、豊かな漢字の歴史と世界を味わうことができる。
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5 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
半分が漢語(中国語)とタイ語を同系としたいという主張で終わる。
その可能性に関しての賛否はともあれ、「冠詞的な接頭辞」として述べている内容には疑問が。
その直前で、タイ語系は後ろから前を修飾するのだと言ったばかりで、これを「冠詞的な接頭辞」とするのはどうなのか。こちらが主要部なのではないか。そして、場所を表す語に付く「冠詞」というのは、単純に『所』などといった意味の名詞なのではないか。
後半の漢字の起源に関しても、重複した情報が多過ぎる。しかも、乱雑で巧くないエッセイ風だ。雑多な情報の小出しばかりで、最終的に何だか全体が霞んでいる。

「漢字の起源」をもっと書いて欲しかった。
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14 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
藤堂明保・白川静の論争のただ中にいる人物の本である。私はどちらにも味方する気持ちはない。というのもどちらも正しいからである。正しくないのは、自分だけが真実で相手は間違いだという態度である。真実はこの二人のような漢字学者が千人いて、それぞれ自分の立場で意見を述べても、まだ漢字という大海原の水量を賄いきることができないということなのだ。とは言え、二人の個性の違いはある。白川が書に、藤堂が音に重きを置くことだ。おそらく音の方が偶然を呼び込みやすいのだろう。また音は英語などの西欧圏の表音文字文化につながりやすい。詳しくは、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読めばわかる。”凍”の字のヘン部分(左側)のニスイの概念が、日本の諏訪の儀式である御神渡(おみわたり)に照応することが、この本で示されている。ここには”運動”の概念も含まれる。しかしこの経路は、白川派ではつながらない。問題はこの”運動”の概念が、ニュートンを飛び越えて、一気に西欧世界の文化にまで到達できるかにある。ここに西欧絵画の世界へ通じる窓があり、17世紀のオランダの画家・フェルメールがこの本で俎上に上がってくる。
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