この本は絵図面や写真が大きく、説明も分かり易く書かれており、文字のルーツ(古代文字)がぐっと身近に感じられます。
本書は安っぽいように見えて、けっしてそうではなく、文字の生まれた背景、古代人の魂、世界観まで触れられています。神・鬼・聖・尊など抽象的なものにも現代忘れ去ったものを感じようとします。もちろん、身近な暮らしの文字や、特に動物の象形文字を野原に立てらせているのがなんともユニークな発想です。魚の文字は水の中に泳がせ、鳥は空を飛ばせているのです。ここから今の自分の象形文字を書いてみたくなることでしょう。
本書は、「古代文字を書こう」という意欲的な意図をもって書かれています。自分で描いて楽しむ、彫って味わう、そのような行動をはらんでいる積極的なものです。