量子力学の本当に基本的な部分に絞った入門演習書。
量子力学についてほとんど何もわかってない状態でもできる。
これくらいのレベルできちんとした演習ができる本は貴重。
問題の解説が丁寧でわかりやすいけれども、内容的にレベルが低いというわけではなく、
量子力学らしいエグい計算も多々することになる(それでもまだまだ楽なほうだろうけど)。
特にガンガンシュレーディンガー方程式を解くことになる6章以降はそう。
具体的な話から初めて、最後に一般論で締める、という構成なので、
最後の9章を終わらせると一気に見通しがよくなる。
逆に言えば、途中でやめてしまうと効果が薄くなるとも。
まぁ本書に限ったことでもないが、よくわからないところがあったら多少飛ばしてでも、
とにかく最後までやり通すことが大事なタイプの演習書。
そうすればずぶの素人でも、まがりなりにもシュレーディンガー方程式を使えて、式の意味がなんとなくわかるくらいにはなれます。
他の難しめの教科書なんかにも割合すんなり移行できるようになるかと。