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演歌よ今夜も有難うー知られざるインディーズ演歌の世界
 
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演歌よ今夜も有難うー知られざるインディーズ演歌の世界 [単行本]

都築 響一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ヒップホップやロックだけじゃない、演歌にもインディーズがある! この時代にあえて演歌歌手という生き方を選んだ17人に都築響一が迫った渾身のインタビュー集。「WEB平凡」で評判の連載、単行本化!

内容(「BOOK」データベースより)

ヒップホップやロックだけじゃない、演歌にもインディーズがある。カラオケスナックで、健康ランドで、時には路上で―。今日も熱きコブシを震わせる、17とおりの演歌人生劇場。

登録情報

  • 単行本: 333ページ
  • 出版社: 平凡社 (2011/6/25)
  • ISBN-10: 4582835309
  • ISBN-13: 978-4582835304
  • 発売日: 2011/6/25
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:単行本
夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)』で今を生きる日本語を、『天国は水割りの味がする~東京スナック魅酒乱~』で、日本最大の社交場であるスナックをレポートしてきた都築響一が、次にインディーズ演歌に向かうのは、もはや既定路線と言ってもいいくらい自然なことだし、前作同様、音楽評論家が決して取り上げないであろうインディーズ演歌歌手の見事な生き様が活写されている。

演歌歌手の名前を10人言える若者は日本にもういないかもしれない。ならば演歌業界は小さな世界なのかと言えば、知らないだけだ。日本中のスナックで、お祭りで、健康ランドや老人ホームで、今日も演歌が聞こえてくる。多くの中高年の心をとらえている。

やっぱりインディーズ演歌歌手は売れない。CDを自作し、衣装も用意し、自分で出演交渉して自分で運転して機材を運び、毎日何件もスナックをまわり、酔っぱらいの相手をしながら一枚ずつCDを手売りしていく。その苦労の道を自ら選び、何十年も続けている人がいる。ただ歌うことの悦びと、お客さんの喝采のために。

彼らの歌は、大きな事務所が多額の宣伝費をかけて大手メディアで流通させる音楽とは、全く違う強度を持っている。歌が上手いとか美人だとか、そんな尺度から遠く離れて、何十年ストリートで生きてきた本当の言葉と、本当の人生がある。

著者が探し当てたのは、多くの苦労の果てにふっと歌がうまれる、まさにそんな場所に他ならない。

「寒風吹きすさぶ中、コンクリートの地面から上がってくる寒さに足踏みで耐えつつ、駅前の雑踏に飲み込まれそうになりながら、小さなアンプを通したひずんだ声に聴き入っていると、音楽のもっと根本にあるカタマリのようなものが、チラリと見える瞬間がある。こころの奥のどこかをサッと引っかかれる瞬間がある。」
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
濃ゆい人生 2011/8/9
By blackstar トップ1000レビュアー
形式:単行本
 何なんだこの人たちは。艶歌バカ一代とでも呼びたい、強烈な人生ばかりだ。もちろん誰一人見たことも聴いたこともない。そもそも「インディーズ演歌」なんてどこで聴けるんだと思ったら、カラオケ喫茶だったり、大衆演劇をやっている舞台だったり、地元のお祭りだったり、路上(!)だったりする。テレビの歌番組には出ないが、その場では大人気だったりするらしい。

 ある人は経営していた会社が破綻し、ある人は就職活動の途中から、突然演歌歌手に転身。もちろん小さいころから歌自慢、コンテストあらし、という正統派もいて、一度はメジャーデヴューし抜群の歌唱力を持つ歌手もいる。同じ「インディーズ演歌」といっても成り立ちはさまざま。歌一本で食える人から本業はカラオケスナック経営まで。

 しかし全員が強烈な個性の持ち主ばかりだ。正に演歌ひとすじ、演歌人生。まるで煮詰めたような人生譚ばかりで、面白くないはずがない…

 昔、NHKの「青年の主張」という番組があり、なぜか地方のあまり裕福ではない出演者がなまりを矯正した標準語(直前にNHKで特訓されるらしい)で訥々と苦労を語っていた。故・渡辺和博氏(「金魂巻」)が「私のウチはお金に不自由しておりません。このまえパパが入学祝いにアウディを買ってくれました」なんていう女子大生の「主張」はゼッタイ出てこないんだろうな〜と軽く皮肉ってましたが、インディーズ演歌の世界は「苦労10年」当たり前、スイスイ人生を渡ってきたなんて人は皆無。そんな演歌じゃ「味」がでないんだろうな。
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