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漆黒の王子
 
 

漆黒の王子 [単行本]

初野 晴
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

暴力と幻想。絡み合う二つの世界の謎に迫る本格ミステリ!
武闘派暴力団をターゲットにする謎の連続殺人犯『ガネーシャ』。一方、歓楽街の暗渠に住み着く七人の浮浪者たち。ある日怪我をした『わたし』は、『王子』と名乗る浮浪児に助けられ、暗渠へと踏み込んでゆくが。

内容(「BOOK」データベースより)

砂の城の哀れな王に告ぐ。私の名はガネーシャ。王の側近と騎士達の命を握る者。要求はひとつ。彼ら全員の睡眠を私に差し出すこと。眠ったまま死に至る奇妙な連続殺人事件。ふたつの世界で謎が交錯する超本格ミステリ!第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。

登録情報

  • 単行本: 414ページ
  • 出版社: 角川書店 (2004/11)
  • ISBN-10: 4048735691
  • ISBN-13: 978-4048735698
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 728,299位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
文章は淡々として、読みにくくはありません。
浮 眠っている間にいつの間にか死んでいる殺人事件が起こる「地上世界」。浪者達が住む、現実とは隔絶した「地下世界」。
やくざ二人と謎の女性の視点から二つの世界の物語が交互に描かれます。
読んでいる間は、幻想小説を読んでいるような不思議な感じがしました。
やがて、三つの視点からある一つの姿が見えてくるのですが…その見えてきたものには胸を打たれるものがありました。

ラストは理解しにくい部分もあるのでその点がマイナスであるように感じました。けれど、ラストでも不思議で胸が打たれてしまうような感覚を味わうことが出来ました。

この作者には今後も注目していきたいと思います。
最後に、この本の帯には「超本格ミステリ」とありますが、どちらかというと幻想的ミステリといったほうが良いかもしれません。
派手なサプライズよりも徐々に胸にしみる何かを味わいたい人にお勧めです

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本格ミステリという事ですが、
私が、最初の5,6ページを読んだ時点では
絶対悪を描くそういう物語なのだと思った。

題名も”漆黒の王子”だし。

読み進めて行くと、なるほどだんだんとミステリっぽくなっていき
最後には、やっぱりミステリじゃなかったと思う。

なぜって、謎解きがされていないような気がしたからだ

悪い意味じゃないです。

例えるなら、アニメの風の谷のナウシカを見終わったときに感じる
それは、全体のほんの一側面で本当の謎はまだ静かに眠っている

または、舞台の幕が閉まった瞬間のえもいわれぬあの思い

そういう感覚のラストでした。

読んで、良かったです。
お試し、あれ?

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本格ミステリという謳い文句を知らずに手にしていたので、他の方のレビューに『本格ミステリ』と書いていてびっくり!

私も他の方と同様、『本格ミステリ』とは思わないなぁ。

どちらかというと人間模様重視の、幻想ファンタジーにちょっとミステリがくっついたって感じだと思います。

このお話は、二つの話が同時進行しています。

闇、地下での浮浪者たちとの生活を描く、わたしの物語『地下世界』と、やくざの抗争・因縁が飛び交う話『地上世界』

一見、何のつながりもないはずの二つの世界が、ラストに近づくにつれその真相にたどりつくとき、何とも言えない感情が溢れました。

どうしてこの人は、こんなに伏線が素敵なんだろう。

一度読むだけじゃもったいない。何度も読み直して読み直して、どこからつながりがあるのか、それを自分で推理するのも第二の楽しみになるんじゃないでしょうか。

そのくらい、オススメです。
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