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漆の実のみのる国〈下〉 (文春文庫)
 
 

漆の実のみのる国〈下〉 (文春文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

一汁一菜に甘んじつつ財政改革に心血そそいだ上杉鷹山と執政たちの無私の心と苦悩を描き、藤沢さんの遺書とさえよばれた傑作長篇

内容(「BOOK」データベースより)

天よ、いつまでわれらをくるしめるつもりですか。改革はままならない。鷹山の孤独と哀しみを明澄な筆でえがきだす下巻。けれど漆は生長し熟しはじめていた。その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。秋の野はその音でみたされるだろう―。物語は、いよいよふかく静かな響きをたたえはじめる。

登録情報

  • 文庫: 315ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/02)
  • ISBN-10: 4167192330
  • ISBN-13: 978-4167192334
  • 発売日: 2000/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
藤沢周平作品は短編を多く読んでいますが、この作品は少し他に比べ難しい。

貧乏藩・米沢藩の執政による藩政のお話しです。

いかにして藩に富をもたらし、謝金をしのぐか。

借金返済のために導き出した人材・能力・計画、

それに対する反感と現実。

重荷を背負う人間の心情もまた見所です。

男女の愛や家族愛などは殆どありません。

華美されがちな藩上部の苦悩と現実、代わりゆく時代に溺れる人物像が現れています。

難しいと感じつつも、読む内にどんどんはまっていきました。

最後まで書き終えることなく逝った、藤沢周平の遺作です。

彼の見てきた江戸時代を感じる事が出来る小説です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これが真実か 2009/1/22
形式:文庫
私の知っている上杉鷹山は、
藩政改革を見事に成し遂げた名君でした。

しかしこの本にある鷹山は、
藩の未来を憂い、民を想い、
改革に果敢に取り組む、なるほど
名君ではあるが、改革の成果は
思うように出ず、苦悩の生涯を送っている。

著者は、人間を人間臭く、見事に
描いていると感じた。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
今から300年も前に米沢藩は幕府による減俸、天候不順による不作、幕府事業への出費などで国中が貧乏に苦しんでいた。その時藩の心ある人々が真剣に立て直しを図る姿に感動した。財政悪化は今の日本と同じであるが、国会議員や官僚は保身ばかりで見苦しい。国会議員や官僚は全員この本を読み感想を国民の目に発表すべきだと思った。
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