登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間を知る?,
By
レビュー対象商品: 漂流物 (新潮文庫) (文庫)
本書を読んで、人間の本質を知ることができるであろう。レールの上を走る人生、そこからはみ出す人生など人様々です。ここでは、レールの上をはみ出している人を扱っている。どの登場人物も『人間そのもの』と感じる。人間を知るには、やはり「私小説」が人間の深部を表しているので興味深い。どの短編も興味深く読んだ。「人生が終わった人が、人生をはじめた」ということばが興味深かった。人生は死まで終わりはないのである。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
車谷の世界,
By
レビュー対象商品: 漂流物 (新潮文庫) (文庫)
好き嫌いがはっきり分かれる作家でしょう。本作も人間の弱いところ、だらしない部分に響いてきてしまう。自分自身を見つめ直す際の試験紙のような役割を果たす書であろう。私は逃げも隠れもしない。車谷によって提示される、自分自身を見つめなおさせる著作を読み続けてやる。決して大ベストセラーなんかにはならない作家であるが、興味を持たれたあなた、自分自身と「対決」してみては。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「負」の快楽,
By ヴァンセンヌ中納言 (さがみの国) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 漂流物 (新潮文庫) (文庫)
この『漂流物』は、「私小説家」を自任している車谷長吉の数ある秀作のうちのひとつである。車谷氏の作品のピカイチは、世間的には『赤目四十八瀧心中未遂』なのであろうが、あれはすこし冗長であり、私は本作こそがベスト・オブ・車谷であると思いたい。
表題作は、社会から逸脱した者たちのグロテスクな「生」を、不吉なほどに美しく残酷な筆致で紡ぎだした、車谷氏の「負」のダンディズムを感じることができる大傑作である。また関西言葉(播州の土着の言葉?)の持つ独特のリズムが文体に心地のよい緊張感を漲らせている。 作品の持てる「気色悪さ」や「後味の悪さ」がかえって「気持ちいい」不思議な作品である。 本作は「芥川龍之介賞」の候補に残ったものの、「子ども殺しにリアリティーがない」(大江健三郎と丸谷才一)という理由で、残念ながら、受賞を逃したらしい。私は「子ども殺し」の部分にこそなんとも言いがたい「負」の美学というか「悪」の魅力を感じたのだがな…。 一部で「スタイリスト」(河野多恵子)とか「田舎者根性丸だしの文学至上主義者」(福田和也)などと囁かれているが、私が車谷氏に魅せられたのは彼のそんな「かっこええしい」のところなのだがな…。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0
日本の小説家の一時代
かつて日本の小説家とは、ここで彼自身が告白して見せているような職業だったのかもしれない。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/14 投稿者: 藍森 翔
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|