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新聞やお茶の間テレビを見ていると、「何が問題なのか?」がいまいち分からないことが多い。外務省の官僚と田中真紀子さんがケンカしたのはわかったが、「それがいったいどんな自分にとって、日本にとってどのように都合が悪いこと」とつながるのか?。それがわからないと、ニュースを見ても全然理解できん。だって、ただの年寄りのケンカにしか見えないもん。しかし政治学者でも社会学者でもない、サラリーマンで毎日夜中まで仕事をする僕のようなマジメに働き税を納めるパンピー(笑)に、そんなこと調べる暇も影響力を行使する暇なんかあるわけ無いじゃないか。
「システムがちゃんとまわっている」近代社会は、分権がなされているので、いちいち専門的に政治に参加したりする必要は無い。そうでなければ、なんの「代議」士システムか。。。。といっても、そこは、100%無関係に生きられる人と、なんとなくこういう政治がらみや全体に関わることに興味が行ってしまう人種がいる。僕は後者なので、時々こういった凄く分かりやすく現実のニュースの裏と構造を、「安く」「わかりやすく」提供してくれるお二人のような存在は、うれしいです。
個人的には、「政治」は、「文学」である。という宮台さんの主張が面白かった。政治の本質は、実効性。だから、結果のみが評価の対象。どんな汚い手を使っても、悪者と裏取引しても、結果が出れば、それでOK。しかし、潔癖か裏取引か、どんな手段を使おうとも、結果は保証されない。だから、その理不尽さが文学になりうる。大組織で働いていると、「手法の正統性」と「結果のみの評価」という現実は、深刻。外国で働いたことがないから分からないが、少なくとも日本社会で人を動かすには、人情、裏工作、根回しの際限の無い取引とドロドロ人間関係にはまり込んでいく。そして、それができる人ほど権力を得ていく。部分部分は、それでもいいが、全体最適となると、そういった「しがらみ」が降り積もり組織は硬直化してしまう。そういうことを凄く思い出させられました。ぜひ、その処方箋を彼らには、考えて欲しいですね。
宮台氏の話題提供は相変わらずなので、ここではむしろ元AP記者の神保哲夫氏の論点提示に注目したい。アメリカにおける圧力団体と政治の関わり、日本における宗教政党の存在意義等々、文字通り目から鱗の視点が満載である。
問題は、メディアは決して真実を伝えず、視聴者・読者が望んでいる内容を伝えるだけということ。つまり、裏にある「文脈」をいかに読みとるか、というメディア・リテラシーがこれからますます必要になってくる。それにはTVだけ、新聞だけ、ではなく、雑誌、書籍、ネット、クチコミ、海外メディアなど様々なメディアを読み込む事による相対化が欠かせない。面倒といえば面倒な世の中ではある。
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