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出来事の原因は自分の身、出来事の被害は妻。しかも、あまりにも悲惨な状況である。
大自然を舞台に、この作品も熊谷は詳細な下調で、作品を構成している。江戸時代、狼は人々に欠かせない動物であるという話には、驚いた。子犬でも、苛めれば噛む。噛まれた方は、子犬を噛むものと語り継ぐ。さもありなむ。
人間の恨みと野生の恐れが生んだ新種の狼犬には、しかし罪は無い。すべては、「人間がいかに自然と上手く生きれるか?」が、筆者の課題である。
「漂泊の牙」とは、人間自身のエゴと、わたしは捉えました。
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