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漂泊の牙 (集英社文庫)
 
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漂泊の牙 (集英社文庫) [文庫]

熊谷 達也
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

東北の山奥で起きた主婦惨殺事件。現場には、日本では絶滅したはずのオオカミの足跡が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まった。第19回新田次郎文学賞受賞の傑作。(解説・吉野 仁)

内容(「BOOK」データベースより)

雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか?やがて、次次と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。

登録情報

  • 文庫: 408ページ
  • 出版社: 集英社 (2002/11/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087475131
  • ISBN-13: 978-4087475135
  • 発売日: 2002/11/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 因果といえば、因果である。悲しい話には、悲しい結末が伴う。

 出来事の原因は自分の身、出来事の被害は妻。しかも、あまりにも悲惨な状況である。
 大自然を舞台に、この作品も熊谷は詳細な下調で、作品を構成している。江戸時代、狼は人々に欠かせない動物であるという話には、驚いた。子犬でも、苛めれば噛む。噛まれた方は、子犬を噛むものと語り継ぐ。さもありなむ。

 人間の恨みと野生の恐れが生んだ新種の狼犬には、しかし罪は無い。すべては、「人間がいかに自然と上手く生きれるか?」が、筆者の課題である。
 「漂泊の牙」とは、人間自身のエゴと、わたしは捉えました。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
地域風土と民俗学的見地を持ち合わせた作品。読む人を本ではなく、鳴子という東北の山間の地に引き込む描写力。読んでいて心地よいテンポ。冬の夜に焼酎片手に読むにはぴったり。本も酒も旨い。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 絶滅したはずのニホンオオカミが人知れず生存していた?・・・謎の獣に次々と食い殺される人。東北の寒村は震え上がる。妻が犠牲になった孤高の動物学者城島が獣の存在に迫る。

 冬の東北の大自然を舞台にした動物冒険小説だが、警察ミステリとしても読める。いつもながら著者の重厚で読み応えのあるストーリーは圧巻。精緻な描写でストーリーにぐいぐい引き込まれていく。
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