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漂う書庫のヴェルテ・テラ3 (富士見ファンタジア文庫)
 
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漂う書庫のヴェルテ・テラ3 (富士見ファンタジア文庫) [文庫]

川口 士 , 雛祭 桃子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ともに旅を続けてきた「万巻の書」レジィナを置き去りに、外法星導師であるジグウォルはひとり【聖堂】へと乗り込む。かつて所属していた【聖堂】との戦いの中、ジグウォルの隠された過去がついに明らかになる!?

内容(「BOOK」データベースより)

『バール…あたしはあんたに聞きたいことが一つだけある』かつてジグウォルを襲った悲劇。「オルト兄を殺したのは…あんたなの?」真実を追い求める者と対峙した時、ついにジグウォルの隠された過去が明らかになる―究極の星導術を記した「五賢七書」を求め、ともに旅を続けてきた『万巻の書』レジィナを置き去りに、ジグウォルはひとり“聖堂”へと乗り込む。そこで待ち受けていたのは、子院学舎時代の仲間であり、ある事件が原因で命を落としたオルトの妹・サリナだった。一方ジグウォルを追うレジィナもまた“聖堂”への潜入に成功するが―!?今、ゆるやかに運命の星々が動き出す―。

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 富士見書房 (2010/6/19)
  • ISBN-10: 482913531X
  • ISBN-13: 978-4829135310
  • 発売日: 2010/6/19
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
読書を心から愛する外法星導師と万を超える書物を内に秘める本の精霊が織り成すビブリオ・ファンタジー第三巻。一、二巻に比べると正直、ちょっと物足りない出来だったかと思います。今回は、ジグウォルが本格的に聖堂と敵対することがメインなので、「本探し」や「読書」の要素がほとんど無かったためと思われます。この作品独特のものだと思いますし、持ち味が生かされなかった形ですね。次巻以降、そのあたりはきちんと描かれるようですし、問題は無いでしょう。
恩も恨みもあるため、「半分だけ倒したい」という複雑な想いを聖堂に対して抱くジグウォル。そんな彼に、聖堂への復讐を決意させた友人オルトの死。仇である枢機卿パラセンダルに単身挑むジグウォルですが、そんな彼の前に、オルトの妹、サリナが立ちはだかる。彼女は、ジグウォルが兄を殺したと疑っていた。
なんというか、こういう誤解ってよくある形ですよね。わざと恨まれるような態度を示すジグウォルも不器用な性格だと思います。巻き込まないために、レジィナに黙っていたところもその一例だと思います。ジグウォルが小者臭たっぷりの助祭に傷つけられたリシェルを前にして、自分との仲を疑われないためにあえて嘘をつく場面とかもそうだと思います。リシェルもそこのところはわかっているようで、ちょっと安心しましたね。
明確に聖堂と敵対し、緊迫感が増すようにも思いますが、あまりシリアスになりすぎないところがこの作品の一つの特徴だと思います。きっと、ジグウォルが過去に悲劇を抱えている者にありがちな軽さを装うタイプではなく、本当に軽い一面を持っているからだと思います。「復讐だけの人生を送るつもりはない」という姿勢もちょっと珍しいかと思います。やっぱり、彼は読書が本当に大好きなのでしょう。第一部が今回で終了するとのことで、次巻からまた新たな展開になるようです。次巻も楽しみに待ちたいと思います。
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形式:文庫
 準備不足のまま、いきなりパラセンダル枢機卿に襲撃を仕掛けたジグウォルは、あっという間に返り討ちにあい、地下牢に監禁される。彼を助けるために、レジィナはティベリアやラフィに助力を求めつつ、聖堂に向かう。
 彼らの前に立ちはだかる、ジグウォルやリシェルのルームメイト、サリナ。彼女がジグウォルを恨む理由、そしてジグウォルが聖堂を出るきっかけとなった、彼女の兄にまつわる事件とは何なのか?少し明らかになるような気配もしつつも、まだはっきりとはしない。

 これまでの、本を探して旅をするという流れからの飛躍が大きくてビックリした。本筋から逸れた所にはえもいわれぬ焦燥感を感じるのだが、肝心の本筋となる部分は遅々として進まない気がするのが不思議だ。目先を変えるのならば最強カードの師匠を乱入させればグチャグチャにかき乱されるだろうに、おそらくこれをやるとその後の展開が破綻するのだろう。
 この作品はどちらかというとジグウォルのある種の不道徳さが面白さのポイントに押されていたのだから、それを封じるかの様な今回の展開は面白さを減衰させる結果になる気がする。ということで、次巻は突っ走って行って欲しい。
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