グループSNEの新シェアード・ワールド・ノベルとして舞台を企画した山本弘自らの第1作。恐竜が棲む時代にタイムスリップした現代人の500年後の子孫達の生存を賭けた物語である。
序章としては上記の他に白亜紀の恐竜たちを絶滅させた小惑星の到来が語られる。恐竜をも含む自然の猛威と闘いながら、なお、滅亡へのカウントダウンの下、生き延びる術を探さなければならない人類。
その中で滅亡への抵抗=明日を求めて冒険に旅立つ少年少女たちが描かれまさに物語が始まる。山本弘の王道スタイルがこの第1巻である。
恐竜の住む世界での冒険!これに期待しない読者がいるだろうか?世界観世界設定でそれ以上の言は不要であろう。
シェアード・ワールド・ノベルということで、今後山本から見れば小粒の新人作家・若手作家も同じ舞台で書くわけだが、これほど魅力的な舞台を用意されたからには面白いものが書けなければクリエーターとして失格だろう。