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滅びの風 (ハヤカワ文庫JA)
 
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滅びの風 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

栗本 薫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

朝、自分のベットで目をさましたとき、リーはその日がなぜ他の一日と違っているのか、理解できなかった。しかし、今日が特別な日であることは確かだった―魅力的な妻と愛しい息子を持つ男。その申し分のない生活にも、いつのまにか滅びの風がやってくるのだった―表題作を含む5篇を収録した連作短篇集。栗本薫が“死を見つめよ”のメッセージを核に、透徹した視点で、人類の歴史と滅亡について物語る問題作登場。

登録情報

  • 文庫: 281ページ
  • 出版社: 早川書房 (1993/02)
  • ISBN-10: 4150303878
  • ISBN-13: 978-4150303877
  • 発売日: 1993/02
  • 商品の寸法: 15.4 x 11.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 521,317位 (本のベストセラーを見る)
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By ペトロニウス VINE™ メンバー
形式:文庫
どちらかというとSF短編集なのだろうか。著者は、ジャンルを飛び越える作品を書くので、カテゴリーをハッキリさせるのがいつも難しい。もちろん、それが素晴らしい部分ではあるが。

メメントモリというラテン語をご存知でしょうか。死を見つめよ、という意味ですが。人間は死ぬ、死すべき存在であるという事実を直視していきなさいという宗教用語です。これを一番思い出させるのが、村上春樹の傑作短編集『回転木馬のデットヒート』のプールサイドというお話。それに、たしか世界が核戦争で滅亡する大当たりの年を描いたSF作品(名前は忘れてしまった)の3つです。
中学時代に読んだのですが、この作品の滅びること、死すべきことを日常として受け入れた不思議な諦念は非常に強く残っています。今でも読み返します。フィッツジェラルドの『華麗なるギャッビー』等1920年代のアメリカのロストジェネレーション作家やフィリップ・K・ディツクなどの感覚を思い出させる作品です。

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