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溺レる (単行本)

川上 弘美 (著)
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商品の説明

メタローグ

川上弘美の小説には「川上語」といっていい特有の語彙がちりばめられている。おそらく川上氏は用いたい言葉を常日頃からコレクションして、それを使いたくて逆にストーリーを誂えるというようなところがあるのだと思う。男と女の濡れ場や修羅場、道行きの数々が書かれた本書も、良い意味で言葉に淫している。たとえば「たいそう」や「どこぞ」のような和もしくは軟に、ふいに硬い漢語が混じったりする。その硬軟の混ざるリズムとバランスは、他の誰でもない川上氏の文章の柄なのだ。(清水良典)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.


出版社/著者からの内容紹介

重ねあった盃。並んで歩いた道。夜が過ぎる部屋。そして、二人で身を投げた海……。時間さえ超える八つの恋ごころを描いた掌篇集

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5つ星のうち 5.0 あじわい深い大人の恋愛とは, 2001/9/11
かけおちであり、不倫の仲である大人の男女ふたりがあてどもなく彷徨する表題作「溺レる」は、リアル感が妙に希薄でありながら、なまなましい艶もある、川上さんの独特のセンスにあふれた秀逸の短編だと思います。現代的で、どこか和風の味つけのされた、様々な恋愛の形がつめこまれた、味わい深いおおすすめの一冊です。
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5つ星のうち 5.0 秀逸!, 2006/5/5
このレビューの引用元: 溺レる (文春文庫) (文庫)
 まず、言葉の選び方が凄い。
 ここでは詳述しないが、「ぼうっと」「ひょうっと」の「っ」を抜いただけで、ここまで世界の広がり方が違うとは。まさしく「目から鱗」だ。
 第二に、どちらかと言うと幼稚っぽくなるからタブーに近いとされている、「オノマトペ」の使い方。こんな風に使えば、タブーでもなんでもない。むしろ効果絶大。誰がこの場面で「さやさや」って発想出来る?
 第三に、このエロ満載のストーリーを、品位をもって、哀しく描くことのできる表現力。読後にはエロ感覚よりも、無常感のほうが強く残る。
 私的川上さんランキングではベスト3に確実に入る作品集です。ある程度歳を重ねて、愛の哀しみは分かるけど、愛を諦め切れない。そんな人ならきっと気に入ってくれるはず。
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5つ星のうち 4.0 生きていることのはかなさ, 2004/9/18
By kaz0775 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
このレビューの引用元: 溺レる (文春文庫) (文庫)
川上弘美さんの本を読んだきっかけは少し陰のある美人だったからだった。独特の言葉を選んで淡々と描写する日常はどこか、幻想の世界だ。日常世界が消えてなくなりそうな所で艶かしい言葉が、また日常の世界に読者を呼び戻す。この日常の中の非日常性はマンガのつげワールドにもどこか似ている。
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投稿日: 2007/1/25 投稿者: するめいか

5つ星のうち 4.0 「哀れ」がざわざわとうごめくような・・・
男女の交わりにまつわる業のようなものを、断片的に切り取ったという風情。私なんかが逆立ちしてもかけない様な詩情というか、もののあわれというか、日本文学の伝統を踏ま... 続きを読む
投稿日: 2006/4/25 投稿者: 七海光一

5つ星のうち 4.0 五感に訴える小説
何かの雑誌で、マーチダ・コー氏が紹介していたので、手に取った。私にとって初めての川上さんの作品。
ジャンルでいえば恋愛小説…でいいんだろうか。駆け落ち・不... 続きを読む
投稿日: 2005/9/20 投稿者: なまなま。

5つ星のうち 3.0 このアイヨクは、決して愛欲ではない。
遅ばせながら、川上弘美の作品を初めて読んだ。

どうも面白い。
話に独特のぬるい雰囲気がある。... 続きを読む

投稿日: 2005/3/3 投稿者: vivace_product@hotmail.com

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