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溺れる市民
 
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溺れる市民 [単行本]

島田 雅彦
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

もうひとつの人生の夢を垣間見させてくれるなら、マナミちゃんの誘惑に乗らない手はない。しかも、本当の親子にはできないことができる。こんな殺し文句を彼女は一体何処で身につけたのだろう。堅実な市民たちが溺れる秘められた欲望。島田雅彦が贈る、最もスキャンダラスな1冊。

内容(「MARC」データベースより)

東京郊外、眠りが丘。一時の快楽に身を委ね、堅実なはずの人生を踏み外す人々。彼らはただ、自らの欲望に素直なだけだったのかもしれない…。 夢想の町・眠りが丘を舞台に島田雅彦が描き出す、スキャンダラスな小説集。

登録情報

  • 単行本: 193ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2004/10/28)
  • ISBN-10: 4309016774
  • ISBN-13: 978-4309016771
  • 発売日: 2004/10/28
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 445,547位 (本のベストセラーを見る)
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酒場の与太話 2005/2/17
形式:単行本
 この頃どうも島田雅彦元気がないと思いません?朝日新聞の土曜版連載とか読んでも「疲れてる?」って印象で。無限カノンが期待通りの評価じゃなかったからかな。でも無限カノンには、すごいことやってやる! という勢いが感じられたけど、この短編集は、どこがどうってわけじゃないけど、元気がない。酒場の与太話を、語り手が二枚目だから、ついトイレ我慢して聞いちゃう、みたいな。しいて言えば「決闘」で、どこの地方都市にもいるようなぱっとしない同級生同士がいがみあい、決闘する(設定はリアルだけど、そもそもこういう奴らって決闘とかしないで30になっても40になってもいがみあってるよね、直接カオ合わせることなしに、噂話のレベルで) 場面の舞台となっている、眠りが丘近くの“宅地造成中の高台”は、恐らく「美しい魂」でカヲルと不二子が不滅の愛を誓う最後の邂逅の舞台と同じ場所。だから、間抜けな事故死を通りがかりの老人が“男同士の心中”と思い込むのは、心中を選ばずエトロフと皇居に別れていったカヲルと不二子へのオマージュで……みたいな読み方をすると、それなりに楽しいかな。ま、それも酒場の蘊蓄みたいですけど。
 
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By reo
形式:単行本
力抜きすぎでは?島田雅彦って数年毎に文体変えるらしいんですけど、昔の文体の方が良かったなぁ(島田作品の中では「忘れられた帝国」が一番好き)、って思う私の感想ですが。この前の無限カノン三部作もかーなーりー読みやすい文体になっちゃってたけど、「溺れる市民」はあれより読みやすい。今までとは違う読者層も意識しているんでしょうか。

島田雅彦特有の悪趣味というか毒気みたいなのは健在。でも「スキャンダラス」は誇大広告(これで島田作品に入門する人にはそうかもしれませんが)。だってスキャンダラスは島田雅彦の基本でしょ? それをわざわざ帯に書かれちゃぁ、いつもよりヤバいことが書いてあんのかと期待しちゃうじゃないすか。はっきり言って、以前の焼きまわしみたいなのが多かったことにはがっかり。

でも、やっぱり島田ファンなので、「夢のレコード」という短編にはわりとときめきました。おもいっきり幻想テイストが気持ちいい! 「オナニスト」なんかはもう独擅場ですね。はじめに力抜きすぎってかいたけど、濃厚に漂う読者をおちょくってるよーな余裕ぶりは素敵でした(ただし最後の作品だけはちょっとまじめ=初期っぽい)。
そういう意味で、初級、中級、上級っていう風にわざわざ分けられてるのは古くからのファンサーヴィスなのかも。

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