源氏物語のダイジェスト版
・・・と思っていましたがこの本にはやられた〜!!
話の内容は桐壺から幻までの光源氏の一生です。
よくぞあの長編小説をこのページにまとめたという感じです。
とても絵は綺麗、構成もいいです。
富と権力と美貌の持ち主たる光源氏・・・
だが、その心は叶わぬ初恋の中、孤独であり、常に居場所を探し、凍える日々。
居場所を探すかのように女性遍歴を重ねる源氏。そして翻弄される女人たち。
源氏中心の視点です。
もう藤壺への想い、紫の上の想い、その結末、涙が出るほどの感動です。
総てのものを手に入れても満たされぬ心、そして最後の慟哭。
人生の終わりに悟る、自分の大きな罪と本当の居場所。
単なるダイジェスト版のマンガではありません。本当に感動しました。
源氏の主題は「世の無常」だと思いますが、少ないページ数でよく雰囲気を出してくれました。
この手の名作マンガ本の中でも傑作に入る御本です。お勧め!