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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「平家物語」の史実確認に,
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レビュー対象商品: 源平合戦事典 (単行本)
これまで「平家物語」を読むに際して「国史大辞典」を探していたが、本書にはその用途に見合った解説がまとめられている。その後の研究成果をふまえて、正確な史実として確認執筆されているようだ。内容類別としては「合戦」「人物」「事項」「文献」となっている。当然のことながら、「人物」解説が中心になり、約220ページ(全体の3分の2)を占める。 さて、「合戦関連の地名」を調べるにはどうしたらよいか、という単純な問題である。付録には「合戦地図」が付いているし、詳しくは「合戦」の項目を見れば大体分かるだろうが、地理上の展開は一目瞭然というわけにはいかない。おそらくこれは「合戦(史)事典」ということであろうから、仕方がない。人物や出来事を中心にして、文学的虚構も織り込む編集方針であるのだから、そちらの意味を評価したい。 例えば、「平家物語」の主題の一つになっている「行隆の沙汰」や「竜宮・霊剣説話」など、従来の事典類には見られない項目が加えられている。「横笛」は生没年不詳であり、一説によれば、東山の清閑寺で出家、「源平盛衰記」に詳しく語られているが、史実として認めているわけではない。史実として疑わしいものもあえて含めて、今後の検証を待つ意味をこめて柔軟な姿勢の編集とみたい。
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