海老沢泰久の本は、以前にジャイアンツV9時代のエース、堀内恒夫を描いた作品を読んでいた。 ヤクルト・西武の元監督、広岡達朗を取材した作品も読んでいて、クールで簡潔、余計な装飾のない文章に惹かれていた。 スポーツライターのイメージがあった海老沢氏が、ニューミュージック界の巨人、井上陽水をどう料理しているのか、興味を持ち、購入。 読みやすく、買ったその日のうちに読了した。 井上陽水独特のシュールな作詞が、どのように創作されるのかが、丹念に取材されており、とても興味深かった。 世間によくある、所謂、取材対象のミュージシャンの礼賛本ではないので、井上陽水のファンじゃない人も面白く読めると思う。 肩の凝らない本なので、是非とも読んで戴きたい、文庫本。お薦めである。