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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
切ないけれど、、温かい,
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レビュー対象商品: 満月 (新潮文庫) (文庫)
中秋の名月の夜、愛犬セタを連れ散歩に出たまりは、豊平川の川原で奇妙な男に出会う。杉坂小弥太重則と名乗る男は、300年前の江戸時代からタイムスリップしてきた武士だった。 まりと小弥太の、不思議な関係が始まる・・・。 昭和50年代の札幌が舞台。その当時は私も札幌に住んでいたので、懐かしい気持ちで読んだ。 300年の時を超えやってきた若者の目に、はたして札幌はどう映ったのか?まりやまりの 祖母とのふれあいの中、小弥太はしだいに現代の生活になじんでいく。心の中では激しい葛藤や 苦悩が渦巻いていただろう。妻子と別れなければならなかった寂しさもあっただろう。だが彼は、 武士としての毅然とした態度を崩さない。まりは憎まれ口をききながら、そんな小弥太を温かく 見守る。やがて、まりと小弥太との間に芽生える感情・・・。けれど、別れのときは刻一刻と迫る。 ふたりがどんなに努力しても、「時間」という乗り越えられない壁があるのは悲しかった。読んで いて切なかったが、ほのぼのとした温もりも感じる作品だった。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
満月,
By banana1005 "畝歩" (横浜市金沢区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 満月 (新潮文庫) (文庫)
原田文学のカラーはやはり北海道だ。「挽歌」で初めて原田ファンになった。冬の北海道へ出張になると無性に原田文学がほしくなる。 あの北海道、札幌と弘前を舞台にした本作品はSF的作品でありながら 何度も読み返したくなる。 ついつい電車を乗り過ごしてしまった。「しまった」と思う瞬間、変な満足感がある。 まだその現実に戻りたくない自分がいる。 「挽歌」を読んでいたときと同じ感覚だ。玲子がバットを飲むと自然と 自分も胸ポケットのタバコを探していた。そんな世界へといざなって くれる作品である。
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
楽しくもあり、少しせつないです,
By ファーブル (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 満月 (新潮文庫) (文庫)
お侍さんが現代にタイムスリップしてしまう話です。ファンタジーと恋愛が入り混じっていて、すごく楽しい気分にさせられます。 約1ヶ月の出来事として書かれていますが、ゆったりとした心地いい時間が流れている感じです。 最後は読んでのお楽しみとして、すがすがしい中にもせつなさが残りました。
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