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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
多感な少年が、本当に大切なものに気づくとき,
By
レビュー対象商品: 満月をまって (大型本)
約100年前のニューヨーク州の山間に、木の枝を編む「かご」作りの名人たちが住んでいました。九歳になった「ぼく」は、明るい「満月」の夜、初めてかご売りに町まで連れていってもらいますが、「山ザル」の「おんぼろかご」とののしられて……。
自然の恵みを生かし、丈夫なかごを作りだす素晴らしい技術を持っているのに、田舎に住む人たちへの、町の人間のおごりが、少年の多感な心を無残に傷つけてしまいます。物を消費することをエライと勘違いしている、かわいそうな人たちはいつの時代にもいるのです。でも、少年は「風のよぶ声」を耳にし、信じるべきものは何なのかを悟り、大人になっていきます。 少年の表情の移り変わり、かご職人たちが働く様子、深く静かな森……。クーニーさんの描く、かなりリアルな絵が胸に迫ってきます。今は、こうしたかごは博物館でしか見られなくなった、と解説にありますが、日本でも似たような状態だと思うので、昔ながらの手仕事を大切にしていきたいと思わされました。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クーニーの最後の作品,
By クラバート (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 満月をまって (大型本)
2000年3月に亡くなられた大好きな絵本作家バーバラ・クーニーさんの最後の作品です。
物悲しさを感じるのは死のかげが忍び寄ってきていたからでしょうか? 100年以上前のお話です。 アメリカニューヨーク州の山あいの地方にかごを作って生計を立てる人たちがいました。 美しく丈夫なかごをつくるための情熱と技術は長い間伝承され続けてきましたが、 いつのころから時代の産物となり、 つくり続けていた方もとうとう亡くなられてしまったそうです。 彼らの実直な生活と職人の心が絵本のなかでよみがえりました。 「風からまなんだことばを、音にしてうたいあげる人がいる。 詩をつくる人もいる。 風は、俺たちには、かごをつくることをおしえてくれたんだ」 という一文がありますが、 「風はクーニーさんに絵を描くことをおしえてくれた」と思わずにいられませんでした。 本質から遠のいた煩雑な日々を忘れさせ、 なくなっていった大切なものをいとおしむ気持ちを思い起こさせてくれます。
37 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ほんとうに大切なこととは,
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レビュー対象商品: 満月をまって (大型本)
今はやりの「スローライフ」なんていう言葉でくくれるような、うわっついた生活ではありません。
どっかりと大地に根を下ろした、たくましさがあります。 それは、簡単には壊れないかごのように、主人公の少年だけでなく、私たちにも必要なものです。 「風がえらんでくれた人になりたい」 私もそう思います。本当にたいせつなことを、忘れないで生きていかなければと思います。 落ち着いた色味のバーバラ・クーニーの絵が、この物語をとても引き立てています。 彼女の最期にふさわしい作品だと、残念ですが、思います。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
素晴らしい本です!
4歳の娘のために買いました。 難しいかなと思いきや、娘は読んであげると、黙って聞いています。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/18 投稿者: フィオ
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